先日、久方ぶりに麦門冬研究家のA女史と図書館で出会って談話。私が「インターネット時代は麦門冬の時代の到来だ」と言うと、「それで最近は『琉文21』に麦門冬関連が多くなっているんですね」。「そう奈良女子大学人間文化研究科・南方熊楠の学際的研究プロジェクト『南方熊楠に学ぶ』の麦門冬書簡の解説に就いては、ネット上でのエログロ話は●●●が多くなるかも知れない。神坂次郎さんの『南方熊楠の宇宙: 末吉安恭との交流』は大方この手の内容で、女性が関わるべき世界ではない。また、この面白いものは紙の世界でしか出来ないし、ネット上では猥褻露出になる」。



大正7年9月の書簡に、「『御膳本草』(著者は国王の侍医たりし渡嘉敷と申す人)には羊とせるも、山羊のことに候。・・・」/左が麦門冬旧蔵の『御膳本草』(コピー)、右が中城御殿の旧蔵(コピー)

『御膳本草』右は1963年8月発行の當間清弘編、左は前出の麦門冬の旧蔵(コピー)


左下ー2002年4月 月刊 『榕樹』□沖縄の熊楠ー末吉麦門冬の人生にスポット 作家・神坂次郎氏が『歴史街道』に連載ー神坂氏に資料を提供した新城栄徳氏は、主宰する『琉文手帖(弟2号)』で麦門冬を取り上げ、早くから注目してきたひとり。『麦門冬が全国デビューした』と喜んでいます。



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