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Category: 03-所感
Posted by: ryubun02

 1989年2月 R・ユンク『原子力帝国』教養文庫□「原子力をかかえた社会は、その破壊力と危険性のゆえに、ますます管理、監視を強めざるをえない。一見論理的で合理的にみえるシナリオの先には、民主主義を骨抜きにし、開かれた社会を敵視する、核による第三帝国が現出する。」。まさに死の商人・安部麻生内閣がアメリカ黒人大統領と押し進めようとする「第三帝国」を予想させる。→2014-3-28記

那覇市立図書館でジャック・ドラリュ/片岡啓治 訳『ゲシュタポ・狂気の歴史』講談社を見た。まえがきで著者は「国家が国民に奉仕することをやめ、一徒党の道具となりさがるとき、どうなるかをわれわれに示してくれる。本来市民とその権利、その自由の擁護のために委託された権力と武力が、この時、圧制の手段、死の道具となってしまうのだ。かくて『犯罪シンジケート』の独裁、むき出しの暴力の支配、基本的権利の終焉という事態が生ずる。」、訳者はあとがきに「機械のように精巧であらゆるところに偏在する暴力と情報の装置・ゲシュタポとは権力にとってもっとも望ましい警察の理想型を示し、権力は支配強化のためには、己の警察・情報組織を必然的にゲシュタポ的方向へと純化整備してゆかねばならない。CIAといい、崩壊したかつての社会主義圏諸国の保安警察といい、戦後各国の警察は、まさにゲシュタポの組織論を媒介とすることによって、飛躍的に発展強大化をとげている。さらに、現代諸科学の成果をとりいれ、最新の技術で武装し、みごとな機動力によって範を示したゲシュタポは、装甲車、ガス銃からコンピューターにいたる最新の装備を駆使する巨大な機械的集団と化した今日の警察のなかに再生している。これら機械的集団が、ひとたびある信念でくまなく統合されるや、狂気の組織として自己運動することだろう。」と記す。


□2001年年11月 エドウィン・ブラック/小川京子譯『IBМとホロコーストーナチスと手を結んだ大企業』柏書房
○1871年。ドイツ国内に約55万人いたユダヤ人のうち、1930年までにおよそ6万人が、改宗者、非ユダヤ人との結婚で生まれユダヤ人として育てられなかった子ども、あるいはただ共同体から離れていったユダヤ人となっていた。組織されたユダヤ人「共同体」に意識的に残っていた者でさえ、その残ったユダヤの民族性を無視していた。20世紀ドイツのユダヤ人は、周囲のキリスト教徒らと同じく、宗教的アイデンティティよりも国民としてのアイデンティティをはるかに強く持っていた。ドイツ・ユダヤ人の意識においては、自分たちは何よりまず「101パーセント」ドイツ人なのであった。しかし、第三帝国は違った考えを持っていた。ユダヤ人が越えられないものは宗教ではなく、血統にあった。ナチはユダヤの血を引く者をどうにかして特定し、絶滅することを決意していた。

 ユダヤ人の特定ー(略)ユダヤ人特定の作業は、第三帝国の最初期、1933年4月12日に始まった。この日、ヒトラー政権は、長らく延期されていた、全ドイツ国民を対象とした国勢調を、直ちに実地すると発表した。(略)人口統計学は匿名の集団の科学から個人の調査へと、越えてはならない一線を越えてしまったのだった。・・・住民の中にユダヤ人が発見されると、特別な「ユダヤ人計数カード」が出生地を記録した。これらのユダヤ人計数カードは別に処理された。その後に、35工程かけて25のカテゴリーの情報を相互参照し、フィルタリングする。職業、住居、出身国、その他さまざまな特徴によってひたすら選別を繰り返すのである。それらはすべて土地登記、共同体名簿、教会といったところからの情報と照合され、膨大な新しいデータベースが作られる。そうして、職業・都市別・さらには街区別にユダヤ人の存在が明らかにされた。

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