いわやさざなみ【巌谷小波】
1870‐1933(明治3‐昭和8)
明治・大正期の作家,児童文学者。本名季雄,初期別号(■1)山人(さざなみさんじん)。東京生れ。父の一六は貴族院議員で書家として著名。裕福な家庭に育ったが,医者への道を歩ませられることをきらい,周囲の反対の中で文学を志して進学を放棄し,1887年文学結社の硯友社(けんゆうしや)に入る。尾崎紅葉らと交わって小説を発表したが,少年少女のセンチメンタルな恋愛を描く作品が多く,この傾向は,児童文学に転ずることによって成功する。(→コトバンク)


巌谷小波



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末吉麦門冬/2002年2月27日『沖縄タイムス』


片山春帆
昨年の12月18日、国立劇場おきなわの資料展示室で「片山春帆記録画帳」を見た。「片山春帆民俗芸能記録画帳」研究会の片山春帆年譜によると、春帆は1879年頃東京に生まれている。1897年,村上弦斎『日出島曙の巻』に挿絵を描いている。1901年には博文館発行の巌谷小波作品に挿絵を担当するようになった。1939年、アチックミューゼアム発行の「アチックミューゼアム彙報 第39 御鷹匠同心片山家日常襍記抄」に春帆は「はしがき」を書いている。『図説 絵本・挿絵画家事典』(大空社2008・11)には、別号雲汀、呼潮。竹内桂舟、川合玉堂に学び、その画風を究め、中沢弘光に洋画を学ぶ。と記されている。