佐野氏は旧知の新聞記者から沖縄には現在、約2万4千人の米軍部隊が駐留している。その4分の3に相当する1万8千人あまりが海兵隊で占められている。これは日本に駐留する海兵隊の90%にあたる。海兵隊は米軍のなかでも1番野蛮なヤツがなる。海兵隊の主な産地はノースカロライナとサウスカロナイナとケンタッキー。みんな貧乏州です。この3州では、レッドネックになるか刑務所に行くか、海兵隊になるか、という話を聞いたという。

佐野氏は本書の最後で、西山太吉元毎日新聞記者にインタビューして発言を紹介。「沖縄はアメリカが日本という潤沢な井戸から好きなだけ甘い汁を組みつづけるテコのような存在になっている」とし「アメリカは日本から金をふんだくれるだけふんだくって、グアム、インド洋から中東までをターゲットとした”不安定な弧”対策の要塞とする。対テロ戦争をにらんだこうしたアメリカの軍事戦略が今度の米軍再編と日米軍事同盟強化の本当の狙い」と西山はいう。

2011□岡留安則の「東京-沖縄-アジア」幻視行日記  
□今回の大震災と原発事故はさまざまな出来事を核爆発のように吹き飛ばした。東北3県の地デジ延期からTPP,子供手当、高速道路無料化、メビン・ケア差別発言事件・・・・。東北の被災でJTの工場やトヨタの工場などが被災し,たばこ不足、部品不足による車の生産台数の削減。大手製紙会社の被災による紙とインク不足による新聞や週刊誌などの減ページ措置などにより社会生活にも多大な影響を与えつつある。小沢擁護や記者クラブ批判もやったリベラル過激な「週刊朝日」の山口一臣編集長もとばされ、同誌じたいの休刊も囁かれている。何よりも、外国人からの102万円の献金を受け取って内閣総辞職に追い込まれる寸前だった菅総理退陣も吹っ飛んだ。これぞ、最大の不幸かもしれない。 
 また、朝のTBSワイドショー「はなまるマーケット」でおなじみの薬丸裕英・岡江久美子コンビも、原発PR推進組(中部電力)に出たことも知らんぷりでテレビに出ずっぱり。北村晴夫弁護士、勝間和代らもそうだ。調べればB・C級戦犯は他にもいっぱいいるはずだ。こうした連中は、この原発危機の中で反省も自粛もなし。視聴者はシラケるばかり。それでいいのかい,テレビ局よ!!  
□それはともかく「ウチナー・パワー」という新刊が出た。サブタイトルには「沖縄 回帰と再生」とある。天空企画編集でコモンズというという出版社から出た本だが、なぜか筆者が表紙の帯に100時程度の推薦文を書いているので、紹介だけしておこう。「多彩な書き手が琉球を論じる掘り出しものの逸品本だ!沖縄再生のヒントがあちこちで発見できる楽しさも満載。 岡留安則元「噂の真相」編集長(沖縄在住)」。たまたま出合った沖縄本を数多く編集している智内好文氏に頼まれたものだ。
15人くらいのライターたちが寄稿しているが、保坂展人氏も沖縄との出会いから今日までを「ニライカナイ・クロニクル」という題で書いており、小林よしのり派の宮城能彦教授も「村落共同体としての共同売店」について書いている。個人的に面白かったのは永峰眞名氏の「郷土月刊誌『青>い海』のころ」だ。沖縄に来て知った雑誌だが、なかなかウワシン的要素もあり、スコブル面白い。東京ならともかく、沖縄で採算ベースに乗る本を作るのがいかに難しいかと言う意味でも大いに参考になった記事だった。

沖縄関連の振興予算は2900億円で決まった。当初の一括交付金3000億円よりも減額されたものの、大幅アップとなった。だが、沖縄県民にすれば、予算増額を手放しで喜べる状況ではない。仲井真知事が東京で民主党幹部や閣僚クラスと極秘の会談を続けた結果がこれだったのか、と思わざるを得ない。辺野古移設のための環境アセスを防衛省が進めることに対してもあっさり容認した。アセスの権限は防衛省にあるのは間違いないが、「県民の意志はアセス提出に反対である」ことを強く明言すべきだったし、振興予算と基地問題はリンクさせないという強固な意志を示すべきだったが、それもふにゃふにゃ。沖縄予算に関しては前原政調会長の陰謀臭いが、そうだとすればタチが悪すぎる。仲井真知事が振興予算と引き換えに辺野古建設容認をやるのではないかと勘繰りたくなる。少なくとも東日本大震災の復興予算じたいが厳しい中で、沖縄だけ特別視することのひとつが基地対策である事は間違いないろう。北部振興予算も20億円削られたが、50億円は認められた。いまだに、前原が建前上否定するアメとムチの政策は強固に存在しているのは明らかである。ケビン・メアではないが、やはり、たかりの名人なのか。
  
米国が東芝の子会社を使って原発を30年ぶりに建設するという。福島第一原発は米国のGEである。脱原発は完全無視なのか。オバマ大統領も碌な人物でしかないことがバレバレだ。来年は、北朝鮮、中国、ロシアも政権交代を迎える。日本も未熟な政権の元で先の見えないまま、非常事態に突入するつもりなのか。それでいいのか、ニッポン、チャチャチャ!!

佐高信『黄沙の楽土ー石原莞爾と日本人が見た夢』に「在満州日本人は敗戦時、約155万人、引揚げまでの死亡者は17万6千人。在満州開拓民は敗戦時、約27万人、引揚げまでの死亡者は約7万8千人」だという。今、那覇市歴史博物館で「田場盛義の生涯」展が開かれている。7月26日に田中水絵さんの講演があった。山元文子さんに田場ゆかりの人を紹介してもらった。展示会場には東恩納寛惇と田場らの写真、田場の書も展示されている。歯科医の金城夫妻、オキナワグラフの松島弘明さんも見えていた。また東京から帰省した上里佑子(☎050-3649-6818)さんも居られた。

 2012年6月16日、那覇市歴史博物館で高里鈴代さんのギャラリートーク「日本軍『慰安婦』と今」が午後2時から始まった。二部屋分の会場には大勢の来観者で溢れていた。ヤマトではこういう展示は中止に追い込まれているケースが多いが、さすがに沖縄戦(地上戦)を経ているところの土地柄である。カジノ知事や文部省の「沖縄戦抹殺」に抗してか皮肉にも参加者が多かった。


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6月16日、那覇市歴史博物館で高里鈴代さんのギャラリートーク


2014年10月『文芸春秋』塩野七生「『従軍慰安婦』朝日新聞の”告白〝を越えて」/2014年10月『WⅰLL』「朝日新聞の『従軍慰安婦』は史上最悪の大誤報だった!」



6月15日の所感
本日10時過ぎに那覇市歴史博物館へ「沖縄戦と日本軍『慰安婦』」を見に行く。狭い会場が大勢のマスコミ取材と、来観者でごった返していた。昨日の新報・タイムスは一面トップに「オスプレイ本島全域飛行」が躍っていた。新報には米側の報告書を又吉知事公室長に提出する防衛省の悪びれない態度の役人が写っていた。ドジョウ政権は静岡・山口両県にも提出するという。オスプレイの全国展開だ。学芸欄に安次嶺美代子「沖縄戦と日本軍「慰安婦』展に寄せて」、大城将保「沖縄戦 皇軍の思考」が載っている。

本日の新報・タイムスは一面トップに「オスプレイまた墜落」が躍っていた。新報・タイムスも最近、竹中労氏の流れを汲む佐野眞一氏や岡留安則氏を紙面に大きく登場させたりしている。そして、サラリーマン記者の捉えにくい社会の裏面や、政府の広報と化した通信社の垂れ流す政界情報に抗するという意味では両氏が適任ということだろう。まだ岡留氏はオスプレイに隠れている事実にふれているので例のごとく引用する。□国会では、参考人で呼ばれた石原都知事が尖閣買取問題で吠えまくりつつ、民主党執行部は大飯原発の長期にわたる再稼働を画策したり、何が何でも消費税増税を強行したり、国民の意志を無視した暴政が続いている。民主党の暴政が、自民党の復権を許すとなれば、この国の官僚主導の「官僚内閣制」は永遠に続くことになるだろう。もはや、消費税増税反対の小沢一郎派の強い結束に期待するしかない。嗚呼!というしかない、情けない永田町だ。

新報文化欄に目取真俊氏が「オスプレイ配備とは何か」を書いている。岡留氏もブログ6-15に書いている□防衛省は長い間、オスプレイの普天間基地への配備説を否定してきた。欠陥機との認識があったがゆえに、県民にひた隠しにしてきたといわざるを得ない。正式発表した途端に、フロリダでの墜落事故である。おそらく、沖縄県民でオスプレイ配備に賛成する人はいないはずだ。県民全体が怒り心頭というのが現実だろう。このまま、米国と防衛省がオスプレイの配備を強行すれば、沖縄は復帰40年前の怒りの島と化すだろう。消費税増税、原発再稼働、オスプレイ配備、この三点を争点に解散総選挙で民意を問うべき時期である。修正協議の行方がどうなろうとも、このままでは野田政権と自民党の談合政治が横行するファシズム政治でしかない。民主党解体、分裂、もはややむなし、だ。