○往年、沖縄の芝居ファンを沸かせた】『大新城誠忠伝』の「チーグー(唖)王」は、尚元王のことで、古典音楽で座開きに歌われる、有名な「かぎやで風節」(御前風)は、忠臣大新城が、尚元王の即位の嬉しさを歌ったのだともいわれています。『中山世譜』蔡温本によれば、尚清王が重篤となったとき、三司官の毛龍○<口+全>(新城親方安基、いわゆる大新城)、和為美(国頭親方景明)、葛可昌(城間親方秀信)を枕元に呼び、世子尚元を立てて、よく補翼せよと遺命して、亡くなりました。果たしてー 尚清王が亡くなると、和為美と葛可昌の二人は尚清王の遺命に背いて、「世子尚元は病弱である。大伊江王子(尚鑑心)こそ、王位に就くべきである」と主張したのです。(与並 岳生 )


池城毛氏
null
nullnull

琉文手帖で末吉安恭を特集したとき、池城毛氏のすべて(残っているもの)の家譜を参考にしたことがある。氏集には、池城、美里、東風平、佐渡山、安里、譜久村、豊見山、末吉、比屋根、新城、眞境名、伊計、豊世嶺、太工廻、嘉陽、宇江城、冨名腰、屋部、上地、内間、徳田、根路銘、冝保、名嘉山、吉永、豊國、大湾、野村、野里、翁長、普久本、浜川、牧志、澤岻、眞志喜、上里、長嶺、嵩原、小波蔵、宮城、粟国、徳松、仲山、手登根、高宮城が見える。

□毛姓池城家
一世 安基 新城親方(アラグスィクウェーカタ) 
童名 小太郎金(シュタルガニ) 唐名 毛龍□
万暦五年丁丑(1577)旧四月二十九日卒 号 雲心
父 何人たるが知らず
母 儀保之大阿武志良礼
妹 名並びに生日忌日伝わらず 金氏具志頭親方能安の室
室 和氏浦添親方景明長女 号桂林
長男 安棟
長女 真鍋樽 すなわち 尚元王の夫人 前之東按司 生日伝わらず 万暦二十四丙申(1596)六月十二日卒 号梅嶺 神主は天界寺に奉安す
次男 安昔 南風掟親雲上→古波蔵家の元祖
外子 宮良親雲上 此の人二女あり 一女は先の大浜親雲上の妻、今の大浜親雲上の祖母なり 二女は八重山大阿母志良礼となる 先の石垣親雲上の妻 今の前石垣親雲上の祖母なり