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Category: 04-書の森
Posted by: ryubun02
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Category: 04-書の森
Posted by: ryubun02
 1942年5月の『沖縄教育』は「故島袋源一郎追悼号」である。それに島袋の略歴が記載され「明治18年10月18日、国頭郡今帰仁村字兼次に生まれる。明治40年3月、沖縄県師範学校卒業。40年4月、名護校訓導。41年3月31日、謝花校訓導。42年6月、師範附属訓導。44年9月、国頭郡安和小学校校長。大正2年3月31日、金武小学校長。5年5月31日、謝花小学校長。9年7月、社会教育主事。12年2月14日、島尻郡視学。13年5月24日、沖縄県視学。昭和2年4月30日、名護小学校長(~昭和6年9月)。昭和7年10月、沖縄県教育会主事。11年秋、沖縄県教育会附設郷土博物館主事を兼務。昭和17年3月27日、永眠」とある。

『沖縄教育』1937年4月号に島袋源一郎が、沖縄教育変遷と思ひ出と題し「昭和3年9月第69号より比嘉重徳氏主任幹事となって編輯に従事し大冊を出したが、昭和4年9月頃より、折角多年努力を続けた機関誌も、代議員会の決議に従い隔月一回発行となり、かくして昭和7年10月に及んだ。同月比嘉主事退職し、島袋源一郎代わって就任。同11月には予定の職員録を出し、翌昭和8年1月より経費の捻出も計って毎月刊行に引きなおした結果、投稿者並びに読者に多少の関心をつなぐことを得、且つ従来、鹿児島市に於いて印刷していたのを那覇市内に於いて印刷(三星社)せしむることとし、其の刺戟によって印刷も漸次向上するにいたった」と沖縄教育の経緯を書いている。

1933年1月の『沖縄教育』は昭和会館落成記念号である。2月号は郷土史特集号で東恩納寛惇「本県郷土史の取扱いに就いて」、真境名安興「沖縄の土俗伝説を如何に観る」、新屋敷幸繁「南島の意志」、豊川善よう「魂のネッサンス」などが載っている。源一郎も本県郷土史の重点と題し「画一教育の反動として教育の地方化実際化が叫ばれ郷土教育が提唱せられてきた」と書いている。屋嘉比収さんから近著『<近代沖縄>の知識人ー島袋全発の軌跡』(吉川弘文館)が贈られてきた。中に「全発は、昭和11年に開館した郷土博物館の展示物の中に、日本主義の圧力により沖縄文化が否定される状況下で、わざと『沖縄的なもの』を陳列するよう、初代館長の島袋源一郎らと画策したことも知られている」とのエピソードを紹介している。こういう細かい話も屋嘉比さんの長年の研究がありウチナーンチュの人情の機微も把握できる最後の世代であるから書けたもの。同著の参考文献も今回は納得できるもので、東京で流行の屁理屈論文が無い。欠点は索引が無いことである。

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(左)1982年3月、東京築地の松本三益氏の家の前で、左・新城栄徳、右・松本三益氏。撮影・松本ツル。/(右)島袋慶福翁

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70年代、私は大田昌秀さんの著書で新聞雑誌から沖縄関係の記事を探す楽しみを学んだ。大田さんの平和総合研究所の事務所が家の近所に越してきたので挨拶に行った。
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□1983年6月5日『琉球新報』新城栄徳「関西資料の散策・人類館事件の写真をめぐってーある日、京都河原町三条にある琉球料理店の新装開店に伊藤勝一さんと行った帰り、伊藤さん宅に泊まることになった。浦添出身の奥さんの料理をご馳走になって、隣のコレクションの部屋で、伊藤さんが『先日、この写真が手に入った。第五回内国勧業博覧会案内図と一緒のところを見ると人類館事件のものと思う』と写真を見せられた。(略)翌日、写真を借りて東大阪の自宅で複写し、電話で伊藤さんに『伊藤さんの名前は出さなくても良いから写真だけでも公開したい』と了解を強引に得たー」/2005年5月21日『沖縄タイムス』新城栄徳「書評『人類館ー封印された扉』演劇「人類館」上演を実現させたい会」

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(上)1997年6月、関西沖縄文庫で。右から金城良明氏、伊差川寛氏。□1963年6月30日『沖縄タイムス』「関西の住人大いに語るー伊差川寛、上江洲久、翁長良孝、比嘉正子、宮城清市」。1968年1月『毎日グラフ』深瀬正頼「本土の中の沖縄ー中泉尾小学校教師の金城良明さん」。2001年3月『ケーシ風』「対談・二世の見てきた恩加島(オカジマ)」(伊差川寛、金城良明、金城宗和、仲間恵子)。(下)右から大城精徳氏(琉球文化社・琉球書院代表)、宮城篤正氏、新城栄徳。

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(上)1998年7月、琉球新報ホールで。左から宮里昭也(元琉球新報社長)、新城栄徳、高嶺朝一(現琉球新報社長)、新川明(元沖縄タイムス社長)/(中)2003年9月、琉球新報ホールで、左から船越義彰、山之口泉、大城立裕、石野朝季。撮影・新城栄徳。/(下)2003年6月、喜如嘉ゆかりの人たちと、左から平良次子、大山哲、伊佐真一、福地曠昭、新城栄徳。

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