1977年9月8日『琉球新報』「アシャギー『見直せ麦門冬』と鎌倉氏」

1977年  『国語科通信№36』角川書店□鎌倉芳太郎(重要無形文化財<紅型研究>・玉川大学名誉教授)「首里言葉と那覇言葉ー(略)大正10年といえば、いわゆる大正デモクラシーの興った年で、沖縄でも社会主義運動が起こり、師範学校の教師であった私も、『沖縄タイムス』主筆の末吉麥門冬からマルクスやエンゲルスといったいわゆる赤い本を借りて来て、深夜コッソリ読んで興奮を覚えたりした。それが当時の沖縄の情勢であった。(略)殊に師範学校の教師が内務省の中央集権化の方向に反対するような研究(琉球王国の文化)をやる、そんなことは許されるはずがなかった。ところが、世の中の傾向がデモクラシーの社会運動にゆさぶられている時代であったので、またありがたいことに末吉麦門冬が『沖縄タイムス』でバックアップしてくれたので、私の琉球研究の芽は日一日と育って行った。・・・」

1978-4    『人間国宝シリーズ14 鎌倉芳太郎』講談社

1982-10  鎌倉芳太郎『沖縄文化の遺宝』岩波書店   
             



1998年    『沖縄県立博物館紀要』第24号□外間正幸、萩尾俊章「沖縄県立博物館草創期における文化財収集とその背景」
 ○1、首里博物館の時代  2、日本本土における文化財収集活動ー(1)1958年の文化財収集ー仲原善忠先生と我部政達氏 (2)1959年における文化財収集活動ー森政三氏、神山政良氏、東恩納寛惇先生 (3)1959年~61年の文化財収集ー鎌倉芳太郎先生 


2003-9     浦添市美術館「今甦る80年前の沖縄~鎌倉芳太郎の撮った遺宝・風物~」沖縄テレビ・琉球新報社


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2003-11


2007年3月 沖縄県立芸術大学附属研究所紀要『沖縄芸術の科学』第19号/2008年3月『沖縄芸術の科学』第20号




2007年3月 沖縄県立芸術大学附属研究所紀要『沖縄芸術の科学』第19号□粟国恭子「近代沖縄の芸術研究①-末吉安恭(麦門冬)と鎌倉芳太郎」





2008年3月 沖縄県立芸術大学附属研究所紀要『沖縄芸術の科学』第20号□粟国恭子「近代沖縄の芸術研究②-鎌倉芳太郎と比嘉朝健・琉球芸術研究の光と影ー」

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2008-6

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2009-10

2011年10月 沖縄県立芸術大学附属図書・芸術資料館「沖縄文化の父、鎌倉芳太郎が見た戦前の沖縄」

2013年10月1日  沖縄県立博物館・美術館 常設展示(美術工芸部門)「蘇る文化~復興への情熱~」□戦後、沖縄における博物館活動のスタートは、焦土の中から文化財の残欠を集めることでした。また、琉球文化の遺産の大切さを意識した県外の研究者やコレクターによって、戦前に収集された資料は、博物館職員による全国文化財収集キャラバン活動などによって、国内外から、沖縄に戻ってきました。
これらの破壊された文化財は修復され、また、染織りでは裂断片からの再現が試みられるなど、このような資料の様々な側面をパズルのピースのように組み立てることで、戦後68年を経た現在、琉球の美が蘇ってきました。戦禍をくぐった文化財を通して、沖縄の人々の琉球文化の復興への情熱を紹介します。
キーワード ※鎌倉芳太郎・・・鎌倉芳太郎模写「円覚寺大雄殿壁画」   ※沖縄陳列館、首里郷土博物館