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田島利三郎 たじま-りさぶろう
1869-1931 明治-昭和時代前期の沖縄研究者。
明治2年生まれ。26年沖縄中学に国語教師として赴任,「おもろさうし」を中心に沖縄の言語文化を研究。28年解雇され,30年上京。36年研究資料を教え子の伊波普猷(いは-ふゆう)にゆずり,台湾,朝鮮などを放浪,昭和6年中国の漢口で客死した。63歳。新潟県出身。国学院卒。 →コトバンク

 明治44年刊行された伊波の「古琉球」は、沖縄史の全体像と文化の独自性を訴える書として9回にわたる改訂復刻がなされ人々に愛読されている。


1982年1月3版 那覇市『写真集・那覇百年のあゆみ』(琉球処分百年記念出版)

11月11日の『琉球新報』を見ると、福島県から沖縄へ避難してきた人は月平均50人になるという。沖縄にエイサーを伝えたとされる袋中上人は1603年に来琉しているが、現在の福島県いわき市出身である。著に『琉球神道記』がある。沖縄学の父・伊波普猷は袋中の琉球神道記を引いて「君真物」を書いている。
1936年5月『短歌研究』伊波普猷「君真物の来訪」
□あらゆる行事の時、祭を受ける神の火の神であることを見、聞得大君以下の神職の斎き持つ神の火の神であることを知った読者は、これに対して国つ神の影の薄いのを変に思うに違いないが、その理由は週期的に訪れる遠来神の事を述べた後に説明することにしよう。既に述べた如く、ニライ・カナイは不断は火の神を通じて祭っているが、そこからはまた時を定めて神がやって来ると考えられていた。そしてその神は「かないの君真物」(俗に「にらいの大ぬし」)といって、馬琴の弓張月にも取入れられたほど、人口に膾炙するものである。


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