1979年6月『青い海』84号 「5・15 住吉東から旅立ちー金城実『戦争と人間』全国キャラバン」

2013年2月 『歴史評論』黒川みどり「大阪人権博物館と橋下市政」
 (略)木津川計「たこ焼き、吉本興業、タイガースだけで大阪が評価されるのは残念。誇るべき文化の蓄えがなくなれば、大阪の『格』はもっと低くなるだろう」。リバティの展示の対象は、橋下市長が構想するようなナショナリズムを背景とした歴史観のもとでは真っ先に捨象されてしまうであろうことは明らかだが、そのような歴史観に根ざさずとも、まさしくマイノリティであるがゆえに往々にして歴史認識から欠落してしまいがちである。しかも、リバティの原点でもあった部落問題が、一方で人権一般に解消され、差別はなくなっていないにもかかわらず問題は消し去られようとしているとき、リバティの存在はいっそう重要性を増す。差別はなくならければならない。しかし、差別を内包してきた社会の歴史は消し去れない。そればかりか、そのことを見据えることによって、明るい未来を切り開く糧としなければならない。


金城実の著作資料


2013年2月17日ー沖縄県立図書館で彫刻家・金城実さん/国際通りで金城さんを見かけるが、カバンにベレー帽、後姿は儀間比呂志さんとそっくりだ。見かけに騙されてはいけない、演説をさせたら獅子吼如しだ。

2016年10月23日『沖縄タイムス』「差別発言『許されへん』『土人』大阪府知事対応に関西の声」「『土人』発言 彫刻家・金城実さんー大阪知事は権力による事件という視点も見落としている。公務員と一般市民を対等に扱って『売り言葉に買い言葉』と言い、報道に『メディアが鬼畜生のようにたたく』と被害者のような表現を使う。・・・」


2016年10月23日『琉球新報』○沖縄防衛局、高江にレンタカー放置 2台2ヵ月半、79万円ー工事を監視している市民によると、レンタカーは当初、テントへの入り口をふさぐ格好で縦列に2台駐車していた。テントへの通路を確保するため市民らは1台をずらして移動した。(略)防衛局は「7月に工事用道路として沖縄森林管理署から使用許可を得た敷地や周辺で、工事用道路としての使用が可能となった後に速やかに道路として使用できるよう駐車した」と説明した。テントで座り込みに参加している市民らからは「全く動かさず置いているだけなのに、払い続けているレンタカー代もずっと税金で賄われている。名護署は市民の車を撤去するなら、防衛局の車も撤去すべきではないか」との声も上がっている。

2016年9月6日~11日 那覇市民ギャラリー「大西忠保写真展 沖縄ー裏街の記憶ー」

大西杏子さん


2016年9月6日~11日 那覇市民ギャラリー「大西忠保写真展 沖縄ー裏街の記憶ー」




彫刻家・金城実
2013年7月 大西忠保写真記録Ⅱ『金城実 100メートル彫刻 「戦争と人間」』PHOTOS舎

大西忠保(1947年3月 東京渋谷生まれー2012年5月25日 永眠)1965年 明治大学商学部入学。同大学カメラクラブへ入部。

写真で見る 迫力の反戦彫刻 明治大駿河台キャンパスで写真展(東京新聞2015-5)
沖縄戦の悲劇が描かれた巨大彫刻「戦争と人間」を題材にした写真展が、千代田区の明治大駿河台キャンパスで開かれている。撮影したのは、写真家の故・大西忠保(ただやす)さん。大西さんの妻で、展示を企画した杏子(きょうこ)さん(67)=渋谷区=は「夫が反戦平和への願いを込めた作品。今も米軍基地問題に揺れる沖縄を応援したい」と話している。「戦争と人間」は、反戦活動を続ける沖縄県在住の彫刻家金城実さんが、十年がかりで完成させた全長百メートルの連作。地上戦が展開された沖縄戦の悲劇や、銃剣とブルドーザーによる米軍の土地接収、抵抗する人々をレリーフや彫像で表現した。
 原爆が投下された広島や沖縄をテーマに撮影を重ねていた大西さんに、金城さんが撮影を依頼。二〇〇七年、大西さんは病を押して長時間の野外撮影に臨み、作品が持つ怒りや悲しみを浮き彫りにした。三年前に六十五歳で亡くなったが、戦後七十年を機に、母校の明治大カメラクラブや友人の協力で、今回の写真展が実現。アカデミーコモン一階の会場に五十点を展示した。福島と沖縄から日本を考える「おらがふるさとを返せ」と題した金城さん制作の木彫も出品されている。二十三日には金城さんも来場し、「自分の手を離れて大西さんの作品になった」と語って才能を惜しんだという。杏子さんは「沖縄の七十年は苦難の歴史だった。沖縄を愛した夫の写真を通じ、思いを寄せてもらえれば」と話している。

 「ANNニュース」2020-3-28 東京都で新たに新型コロナウイルスへ感染者が60人以上確認された。半分近くが東京・台東区の永寿総合病院の関係者だということだ。都内では3日連続で40人台の感染が確認されているが、初めて60人台の感染確認となり、1日の感染確認としては最多を更新した。

 「中日スポーツ」2020-3-28 フリーアナウンサーの久米宏(75)が28日、自身がパーソナリティーを務めるTBSラジオ「久米宏ラジオなんですけど」(土曜午後1時)で、新型コロナウイルスによる感染拡大防止のため、東京都の小池百合子知事が出した週末の不要不急の外出自粛要請に、物申した。
 この日、「今日出掛ける時に、自分は不要不急かどうか、どうしようかなと思ってね」と冗談交じりに話した久米。都内の感染者が40人を越えたことやスーパーマーケットが混乱した状況は、「皆さんお気づきでしょうが、東京オリンピックの延期がほぼ正式に発表された直後から、すべて始まったんです」と解説。
 そして「つまり、東京オリンピックの開催に関する東京の街のイメージダウンに関する情報は、それまでめいっぱい抑えてきた。で、延期が決まった瞬間、何でもかんでも発表して、まぁ感染者の数字なんてねぇどうでもコントロールできますから。最後が合えばいいんですから。これはねぇ、東京のイメージダウンになる情報はなるべく発信しないようにしようという意思が働いて、延期が発表されるまで抑えられていたんじゃないかという邪推ではない、これはかなり確信をもって、情報のコントロールがされていたんじゃないかなぁと思います」と続けた。その背景には、「予定通り東京オリンピックは開催するんだって言い続けた人がいるんです、何人か」とも。

 三上智恵 2020-3-28 ・・・それはさておき、母も熱が出て背中が痛みだしコロナの検査を受けたいというものの内科と保健所にたらいまわしの挙句門前払い。白井さんの疑問はごく当然の疑問です一方で私たちは家族を含め多分コロナだと思って自己免疫力を上げつつ両親の看病をし万が一に備えて準備する以外になんの手立てもない全く無力な一国民です。

 白井 聡 2020-3-28 ヤフーが検閲を始めたぜ。ヤフーニュースのオーサーコメント欄で、阪神藤浪のコロナ感染に言及したコメント、すごい勢いで「参考になる」のクリックが来てたんだが、突然削除され、こんなメールが来てた。
 白井聡様 お世話になっております。Yahoo!ニュース個人編集の○○です。オーサーコメントにつきましては先ほどご案内したとおりですが、先ほど投稿くださいました『阪神 コロナ感染判明 藤浪同僚2選手は伊藤隼と長坂 14日に12人で食事会』へのコメントにつきまして、ご確認のお願いです。「体調不良が続いているのに保健所に検査を断られた」という声がいまだに渦巻いているからといって、野球選手は「上級国民」なので、特別扱いで検査に回されたということなのか?日本がパンデミックに陥った場合、「一般庶民の若者を見捨てて、上級国民の高齢者を助ける」ということが起こらないか?まで言及するのは、論拠や事実証明が不十分な憶測で、ユーザーの不安をむやみにあおる内容といえます。またトリアージに関しては医療の専門領域といえ、ご発信範囲を外れております。以上などから、編集部としてはオーサーコメントとしては不適切とみなし、削除させていただきます。


 国吉 多美子 2020-3-21  3月18日、彫刻家金城実さんの読谷村のアトリエで、金城実さん沖縄タイムス芸術選奨功労賞受賞と三上智恵さん「証言沖縄スパイ戦史」出版を祝う読谷の会が催されました。大勢の方々が駆けつけ、賑やかで暖かな、お二人のお人柄そのもの楽しい集いでした。千葉からドキュメンタリー作家、ジャーナリストの森口豁さんも駆けつけてくださり、また、旅芸人のパーフォ―マンスもあり、心に残る一夜でした。

大濱 聡 2020-3-20
■3月18日、新型コロナウイルス騒動の中、粛々と「金城実さん 沖縄タイムス芸術選奨 美術部門 功労賞受賞&三上智恵さん『証言 沖縄スパイ戦史』出版を祝う読谷の会」を、お二人が住む読谷村で開催。■金城さんの贈呈式・祝賀会は本来なら先月22日に行われる予定でしたが、イベント自粛の関係で順延されています。■三上さんの著書は、2018年7月公開の映画「沖縄スパイ戦史」(2018年 第92回キネマ旬報ベスト・テン 文化映画第一位、2019年度文化庁映画賞優秀賞 他)を基に10年にわたる取材の成果をまとめたもので、新書としては760ページという重量感ある大著です。本日(19日)、電子版も発売されました。■会には金城さんの盟友であり、かつての森口ドキュメンタリー塾の三上さんの師匠でもある森口 豁氏(ジャーナリスト)がわざわざ千葉から駆けつけ、お二人を祝福、激励されました。遠く今帰仁村や糸満、那覇などから想定を超える40人の金城、三上ファンが参加、夜遅くまで大いに盛り上がりました。



大濱聡 2019-10-15

null
2020-8-31 大濱聡 徳田友子『残波岬に立つ男 山内徳信』沖縄タイムス社

nullnull

null
2020-9-1 大濱聡


大濱聡 2019-5-28


大濱聡 2019-5-14


大濱聡 2019-11-19


大濱聡2019-11-21


大濱 聡 2020-1-25
■金城 実さん(彫刻家・読谷村在)のアッシー役で劇団石(トル)公演「キャラメル」(脚本・演出・出演 きむぎがん)を観劇に那覇へ。
■物語の舞台は2018年の大阪・今里。朝鮮学校に通う女子高生が通学路沿いに住む在日コリアン1世のおばあさんに出会う。戦時中にキャラメル一つでだまされて日本軍の慰安婦にされたという誰も知らない過去が、彼女の葬儀の席で次第に明らかにされていく。笑いあり涙ありのひとり芝居だが、女子高生とお年寄りなど早変わりで4、5役を演じ分けていたのが見事だった。
■日本人、とりわけ男性にはちょっと辛い作品だが、きちんと向き合わなければいけないテーマである。「今度生まれ変わる時は、ここではなく、自分の故郷でしあわせに暮らそうね」――かつての慰安婦仲間への呼びかけが胸をうつ。■会場入口には金城さんの作品「アリランの詩」が展示されていた。芝居のテーマに符合する少女とお年寄りの慰安婦像である。完成後、公の場での初デビューとのこと。ー 友達: 金城実

null
大濱聡 2020-8-4





2003年年3月 金城実『知っていますか?沖縄一門一答』解放出版社