2020年2月『現代公論』<首里城全焼 再建への道筋>閣文社〇友寄貞丸「進退両難の玉城県政」/「企画『現代沖縄 郷土の産品』」比嘉良雄「沖縄経済を築いた財界四天王に学ぶ」→株式会社 閣文社(かくぶんしゃ)公式サイト

一月(いちげつ)往(い)ぬる二月(にげつ)逃(に)げる三月(さんげつ)去(さ)る
 「くろねこの短語」2020年2月9日ー行政が政策を進めるために都合の悪い情報を隠蔽し、あまつさえ虚偽の情報を垂れ流すってのは犯罪のはずなのに、初老の小学生・ペテン総理の圧政下の元ではそれが官僚の習い性となっちまったようだ。なんと、防衛省が辺野古のマヨネーズ上の軟弱地盤について、「七十メートルまで地盤改良すれば施工可能」と説明してきたのは、実はまったく根拠のないことが発覚したってね。それどころか、最深部の地盤調査はやっていないと言い切ってたのに、それもまた嘘だったんだとさ。工事請負業者の調査で70mよりも深い地盤も「軟弱」というデータが出ていたのを、「業者が独断で行った調査で信頼性が低い」という理由をつけて隠蔽していたというからたちが悪い。
 軟弱地盤改良のために今後30年はかかるとされる新基地建設工事は、これでまた大幅な設計変更が必要になってくる可能性が出てきたってことだ。今日明日にも解決しなくちゃならない普天間の危険性ってのは、どうなっちゃうんだろうね。ていうか、30年もかかる移転に何の意味があるんだ。つまり、辺野古の新基地建設ってのは、普天間はあくまでも建前で、その実は自衛隊のための基地建設ってのが、どうやら正解のようなんだね。だから1兆円を大幅に超える建設費をものともせずに、工事を強行しているってわけだ。これまでの国会答弁との整合性を問われて、防衛省整備計画局は「正確な説明ではなかったかもしれないが、嘘をついたつもりはない」と言い放ってくれてるけど、これもまた「ごはん論法」のひとつなんだね。防衛省が国民に嘘をつくのは、「撤退」を「転進」、「全滅」を「玉砕」と言い替えた戦前の軍部から続く「DNA」の成せる業ってことだ。

 「くろねこの短語」2020年2月8日ーTVのワイドショーは新型コロナウイルスの不安を煽りに煽りまくるってるようだが、アメリカではインフルエンザで2万人の死者が出ている。致死率は極めて低いとされる新型コロナウイルスより、こちらの方がよっぽど深刻な問題だろう。この凄まじいインフルエンザの猛威を、なんで新聞・TVは無視し続けるのかねえ。中国人の入店お断りなんて張り紙する店もある中、そんな報道したらインフルエンザの危険性があるアメリカ人はどうよ、って声が上がるのを怖れているんじゃあるまいね。そんなことより、国会だ。いやあ、凄いのが出てきちゃったね。答弁に窮したあげくに、「え…、ん…」と唸ったまま立往生しちゃうんだから、これぞ世界一のポンコツと命名させていただこう。

 「くろねこの短語」2020年2月6日ー新聞・TVは、新型コロナウイルスとアメリカ大統領選の話題で持ちきり。新型コロナウイルスなんか、「煽るな、煽るな」とエクスキューズしながら、その実は感染の恐怖を煽りまくるんだから、去年の台風の時に「命を守るため、早めの備え、避難を」ってアナウンサーが血相変えて呼びかけていたのを思い出しちまった。

 高野孟2-6 (略)同記者によると、立憲の枝野幸男代表が安易な組織合併に慎重なのは、ある意味で当然で、2017年の総選挙目前に民進党を解党して希望の党に合流し小池百合子を担いで政権取りに突き進もうという、バカげたとしか言いようのない前原誠司の仕掛けに、コロリと騙されて乗っていったのが国民民主の人たちである。


 2月5日、平和通りの「なるみ堂」に遊びに行くと、店主の翁長良明氏から前日、新報、タイムスに出た記事「緑十字機 歴史伝える」を見せて、これに関する伊江島のアメリカ海軍の機関紙と思われるものを見せてくれた。機関紙(1945年8月25日)には「日本の平和使節団は、伊江島のアメリカ軍司令官と丁重なお辞儀と敬礼を交わしながら、荷物を降ろしていた」などが記されていた。早速、家で「緑十字飛行 - Wikipedia」検索「1945年8月14日のポツダム宣言受諾により、後の連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)最高司令官となるダグラス・マッカーサーは、日本の大本営に対し、日本政府、大本営の代表使節団のアメリカ領マニラへの派遣を要請した。混乱を避けるため、マッカーサーは、代表使節団の使用機材、外装、通信波長に至るまで細かく指定し、機体の塗装に関しては『全面を白色に塗り、胴体の中央部に大きな緑十字を描け』とした。「緑十字飛行」「緑十字機」という名称はこれに由来する。 この飛行は本土と伊江島の伊江島飛行場間であり、伊江島からマニラまでは米軍機で移動した」とある。


2020年2月『月刊琉球』№73 琉球館〒903-0801 那覇市首里末吉町1-154-102 ☎098-943-6945/FAX098-943-6947
 前泊博盛「首里城再建問題 所有権も管理も県民の手に~自己決定権確立へ~」/しもじけいこ「宮古から考える首里城再建」/与那嶺功「沖縄振興ー『明治維新150年』を問う 大東亜・植民政策・ナショナリズム⑮『富山編』」/河合民子「蒼き狼、琉球へ行く 第1回」

 斎藤 陽子(Walnut, California)2-6 気温が20℃を越し、庭のサクラや白梅などの花ばなも満開で、冬物のの厚手の上着を脱いで、春がやって来たと喜んでいた先週ですが、昨日からロスアンゼルスは急に寒気到来、冬に逆戻りで日中は12℃、夜間は何と1℃になる寒さです。コロナウィルス騒ぎの日本ですが、こちらではインフルエンザが猛威を振るっています。想定外の破天荒なトランプという指導者を得て、我慢した4年間ですが、今日はトランプ弾劾裁判(Impeachment trial)も無罪を得て、昨日は民主党(Democratic Party)の次期大統領候補者選考がアイオア州で始まりましたが、どの候補者もパッとせず、トランプに勝てる人材はいない様な雲行きで、どうやら次期大統領は再びトランプで我慢しなければいけないような雲行きです。この国は一体どのように歩むのでしょう。

 さて、我が家の裏庭に鉄の鎖で吊り下げてある、40年物の観葉植物、鹿角羊歯(ビカクシダ)またの名をコウモリランPlatyceriumが、生き生きと大きくなっています。樹木などに着生し大きくなるシダで、鹿のツノのような肉厚な葉が大きく、葉の付け根は外套葉という茶色の葉でおおわれ、水をやると、この外套葉が水を溜める仕組みです。40年以上生きているのこの植物、大きさは1メートル.50センチは有り、重量は100キロほど、植物に詳しい人が見ると、その大きさに驚く事もあります。コウモリランは全世界に17種あると言われており、、主に東オーストラリアなどの亜熱帯地域の海岸近くの森の中で、木々の幹や岩場に住まいを借りて生きる大型の着生シダ植物です。
 先日次男が六本木の園芸店で見た50㌢ほどのこの植物が、45万円の正札が付いていたと驚き、写真を送付してきました。わが家に来る植物好きの人は、100㌔の重さは有るこのシダの大きさに驚きます。高温多湿を好みますので、年中乾燥している南カリフォルニアですから、暖かい季節にはシャワーをかけて水浴びをマメにしてあげるのは私の役目です。


O・S 2-5 〇新聞の折り込みにこんなチラシが――「嘉手納・普天間基地騒音訴訟の原告を募集します」東京の二つの法律事務所の共同広告のようだ。ついにこういうものにまで食指が動いたか。嘉手納・普天間の爆音訴訟は、沖縄の弁護士たちが長年にわたって原告住民に寄り添って取り組んできたものだ。そこにうまく乗じようというのだろうか。因みに、沖縄では切実に「爆音」だが、東京の感覚では「騒音」でしかないようだ。
〇2000年10月に弁護士広告が解禁されてから民放のTV、ラジオでのCMがやたら目(耳)につくようになった。18年に弁護士が4万人を突破、「10年で1.5倍 訴訟数は横ばい」(1.26『毎日新聞』)「弁護士の仕事は増えていない。法律事務所に就職できない新人も多い」(7.18『日本経済新聞』)という状況の中で、貪欲に新たな草刈場にしようという魂胆だろうか。/M・H 先日、あるTV番組でやっていましたが弁護士は、ITにとって代わられる仕事との筆頭らしいですよ?


大濱聡 2-4 ■2日(日)のフジTV「サザエさん」は、原作者の長谷川町子生誕100周年1時間スペシャル版。100年前(1920年・大正9年)の1月30日に誕生。■その前週1/24(金)のNHK「チコちゃんに叱られる」で「なぜ新聞に四コマ漫画がある?」の出題――正解は「すさんだ気持ちを和ませるため」。
日本初の四コマ漫画は、1923(大正12)年の関東大震災直後から『朝日新聞』で連載が始まった「正ちゃんの冒険」とのこと。■番組の中で、日本新聞博物館の尾高 泉館長は「気持ちが和む 四コマ漫画傑作選」4本のひとつに、「フジ三太郎」(『朝日新聞』1965.4/1-1991.9/30)を選んでいた。■20歳の時、「フジ三太郎」と「サザエさん」(いずれも『朝日』)が好きで、1年間(1972.10-1973.11)スクラップを続けた(今も保管)。東京でのひとり暮らし、気持ちを和ませるためにやっていたのだろうか。

1972年9月『琉球の文化』2号 上地昌盛「社会寸評ー管見雑記」「編集後記・昭和47年5月15日の朝日新聞掲載のサトウサンペイ先生のマンガ転載を快諾して下さった朝日新聞東京本社と原作者のサトウ先生に特にお礼申し上げます。」

 2020-2-4新型肺炎のドサクサ紛れ【官邸支配、汚染検察 無法国家がすでに完成】ゴーン弁護士の弘中事務所への捜索にもたまげたが露骨な官邸支配を裏付けた高検検事長の定年延長、それをちっとも書かない大メディアの腐敗堕落にマトモな識者は戦慄している 検事の定年延長は検察庁法違反の疑い(日刊ゲンダイ)

 「くろねこの短語」2020年2月4日ーカジノ汚職・秋元君が追起訴されたその日に、同じく100万円を受け取っていたギョロ目の元防衛大臣・岩屋君、沖縄基地利権王・下地君など5人のシェンシェイ方の立件が見送りだとさ。このタイミングを狙ってたんだろうね。ギョロ目の岩屋君は、早速に100万円返還のパフォーマンスだ。どうやら、ペテン政権は小物の秋元君をスケープゴートにして、一件落着に持っていこうとしてるようだ。このまま追及が続くと、政権中枢まで捜査の手が伸びる可能性がありますからね。このところ話題の黒川弘務東京高検検事長の定年延長ってのも、そうした動きにけっして無関係ではないのだろう。
 検事長の定年延長ってのは、どう見たって政権による検察人事への介入で、これにより黒川君は次期検事総長が約束されたも同然と言われている。エダノンが「脱法行為」と指摘するす暴挙をこのタイミングで仕掛けてきたのには深いワケがあるんだね。つまり、カジノ汚職をはじめ、香典疑惑の菅原君や河井バカップルの公選法違反、そして総理大臣の犯罪の疑いのある「桜を見る会」問題を、どうにか穏便に済ますための布石ってことだ。でなけりゃ、官邸の代理人と揶揄される黒川君の検事総長への道を約束する閣議決定はしません。ここまで露骨な人事介入を強行するってのは、いかにこの国のメディアが舐められてるかってことでもある。ていうか、手下に成り下がっちゃってるんたね。

 『読売新聞』2-4 厚生労働省は3日、横浜港(横浜市)からクルーズ船に乗った香港住民の男性が新型コロナウイルスに感染していたとして、この日同港に戻ってきた船を沖に停泊させた状態で、すべての乗客・乗組員(約3500人)の健康状態を船内で調べる検疫を始めた。同船では海外から那覇市に入った際に検疫を行っているが、香港の男性の感染判明を受け、同省は異例の「再検疫」を実施することにした。関連「朝日新聞」2-3ー大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号。運航会社のホームページなどによると、船は約11万6千トン、全長290メートル、18階建ての大型客船。ラウンジや、プール、カジノなどの娯楽施設も備えている。乗務員は約1100人で、乗客定員は約2700人。

 ママの会 2-4国会でじわじわ追い詰める野党に鋭い援護射撃する郷原信郎弁護士!学校へ納めたPTA会費を学校長が自分のために使うのと同じ、それ怒らない人いますか?同じ形でもっと巨額を使っちゃってるんですよ、日本の総理大臣は。メガトン級の指摘 ホテルが寄付したか安倍事務所が公選法違反、もはや逃げられない❗️ もう、衝撃すぎ第1回目 コロナ対策本部 (1/30) 専門家が誰一人いない????しかもたったの、、、10分 、、、10分⁉️これ、本当ですか⁉️ 真実ですか⁉️どうか、世界中のメディアのみなさん、日本政府へ取材をお願いします‼️ 号泣 日本のメディアは一部を除いて、ポンコツばかりなので、よろしくお願いいたします‼️????もう涙しか、、、ない
 
 ママの会 2-3 総理独裁政権の完成です。どんな悪事をしようと、もみ消しでっち上げ堂々とします。それでも手錠なんて嵌められない。批判する人が逮捕されます。
 FBH・T2-3安倍首相を批判した公の記事をシェアしたら、FB規約違反なんだそうです。納得できないと返答したら、現在審議中とのこと。忖度するんだ・・・ポチは。FBG・Sそんなことより、新型肺炎等で出てくるフェイクニュースを取り締まって欲しいですね。



 「くろねこの短語」2020年2月3日ー京都市長選は、現職が勝利。でも、投票率は40.71%とは。どなたかが、3名以上が立候補していて当選者の得票数が過半数いかない場合は、上位2名で決戦投票が望ましいとツイートしてたんだけど、京都市長選なんかそうなれば結果はまた変わってくるかもね。それはともかく、この選挙の本当の敗者は、自民と手を組んだ立憲民主と国民民主ってことだろう。この結果は、尾を引きますよ。いつあるかわからない衆議院選はどうなることやら・・・。
 (略)内田樹が検察にいた友人から聞いた話として、こういう論法はヤクザの手法に似ているって書いている。ちょっと長いけど、こんな具合です。ヤクザなんかは供述の矛盾をいくら指摘しても、平気で、「オレ、そんなこと言いましたっけ。あ、それ間違いですから、消しといてください。今日話したのがほんとの話です」と済ませてしまうのだそうである。彼らは供述の矛盾や変遷は、それだけでは有罪性の根拠とならないことをよく知っている。だから、誰も信じないようなでたらめを言い続ける。「そんなことあり得ないだろう!」と怒っても、「世の中、そういうことがあるからびっくりですよね」と平気で言う。自分は矛盾とか、因果とか、蓋然性とか、そういうことはぜんぜん気にならない人間なんです。「ふつうに考えて」という想定ができないんです。「論理的に言って」ということがわからないんです。そう言い続けると検察官に「敗けない」ということを彼らは知っているのである。~中略~ 自分の知性が健全に機能していないということを「切り札」にしている人間を「理詰め」で落とすことはできない。「桜を見る会」の国会審議でわれわれが見せられているのは、「ヤクザと検察官」の戦いのひとつの変奏である。(引用終わり)
 う~ん、まさにおっしゃる通り。いやあ、凄い時代なったものだ。政治家が「理性」を放棄したってことですからね。そう考えると、京都市長選のヘイトまがいの広告も、けっして「異常な出来事」ではなくいまの時代の空気では「必然も」なのかもしれない・・・なんてわけわかんないことを我が家のドラ猫に囁いてみる月曜の朝である。



左より首藤信彦氏、上里直司氏、喜納昌吉氏、ローゼル川田氏、石岡裕氏/左より高江洲義寛氏、真喜志好一氏、西村貞雄氏

 国吉 多美子2020-2-2-2月1日沖縄大学で「首里の火柱と沖縄の未来」と称した討論会が催されました。

 【北京時事】2020ー2-2中国政府は2日、湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎に関し、同日午前0時(日本時間同1時)時点で感染者は前日比2590人増の1万4380人、死者は45人増の304人に上ったと発表した。『マカオ新聞』2020-2-2 マカオに大小合わせておよそ40軒あるカジノ施設では、防疫対策を講じた上で、これまでのところ全施設で通常通りの24時間営業を継続している状況(ただし、イベント等は多くが中止)だ。

世相ジャパン/2020-1③

2020-1-31 那覇市民ギャラリーで開催中の沖縄県立首里高等学校染織デザイン科第60回卒業作品展「そめおり展」。2月2日まで。

 斎藤 陽子(Walnut, California)1-31 世界保健機関(WHO)は1月30日、中国で感染が広がっている新型コロナウイルスへの対応に関する3回目の緊急委員会を開催し、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」(PHEIC)に該当すると宣言しました。緊急事態宣言は、2019年7月にコンゴ民主共和国東部で流行したエボラ出血熱について出されて以来です。コロナウイルスに感染しない為には栄養のあるものを摂り、体力を付けて自衛しなければなりません。私は余りラム肉は好きではありませんが、アメリカのレストランに行くと意外とアメリカ人やヨーロッパ人はラムチョップが、こよなく好きだと言う人も多いのです。
 寒いこの季節、ラムチョップなど如何でしょうか。ラムとは生後12ヶ月以下のメスの羊か、12ヶ月以下の去勢されたオスがラム肉になります。また、同じ羊の肉でもマトンと呼ばれる羊の肉は、12ヶ月以上の永久歯の生えたメスまたは12ヶ月以上の去勢されたオスの羊の肉の呼称です。日本では欧米のラムチョップよりも、マトンを使ったジンギスカン料理がポピュラーですが、ジンギスカン料理の名は日本で付けられた日本料理名であって、アメリカにはこの名の料理はありません。
 羊は第一次大戦頃は羊の毛を取るための目的で、日本に導入され繁殖されていたようですが、食肉として利用して食べ始まったのは、昭和の始めの頃から日本で創作された料理をジンギスカン料理となったようです。本格的にレストランでジンギスカン料理として、日本で広域に普及したのは戦後の食糧難の1950年頃のようです。56年前ほど獣医専攻の学生だった頃、小岩井牧場で獣医実習のため1ヶ月を過ごした時に食べたジンギスカンの美味しかったのを今でも覚えていますが、きっと国民の生活も貧しく、飢餓状態の食べ盛りだったからでしょう。なぜか最近ではジンギスカンもラムチョップも苦手なのです。
 羊に近い山羊(沖縄方言ではヒ―ジャー)のヒージャー汁(ヤギ汁)を沖縄ではポピュラーに食べますが、ボリビアの沖縄コロニーを訪ねたときに、歓迎のご馳走としてヒージャー汁(ヤギ汁)を振舞われましたが、外の庭を眺めると二匹のヒージャー(山羊)の新鮮な毛皮が干されているを見て、山羊の可愛い顔が目の前に浮かび、ヒージャー汁(ヤギ汁)を食べる気が失せたものです。ヤギ汁も幼い時は食べましたが老人になった今は、苦手になったのは味と香りが個性的だからでしょうか。

 沖縄ではヤギ料理が大好物だと言われる人も多く、最近はヒ―ジャー料理ブームのようです。写真は10年間勤めましたカリフォルニア州立大学農学部の、羊の飼育牧場の羊たちです。春に生まれた羊の子どもたちが沢山放牧されていましたが、写真を撮ろうとすると怖がって一斉に散ってゆき、総勢揃った群れの風景がうまく撮れず残念です。


 大濱聡1-29 浦添市美術館で、26日(日)から「守り伝える琉球王朝の美ー沖縄県・浦添市指定有形文化財と名品ー」展が始まっています(~5/17・日)。
■週末2/1(土)14:00-17:30には、記念シンポジウム「浦添市美術館のこれからを語る」〈基調講演・「世界に誇れる漆の美~日本・琉球の漆の特色」室瀬和美/重要無形文化財「蒔絵」保持者(人間国宝)他〉が行われます。司会進行は宮里館長。■偶然にも同日同時刻に、2018.5.18のBSプレミアム「美の壺 鑑賞マニュアル」で放送された「沖縄の風をはらむ 芭蕉布」の再放送(Eテレ14:50-15:20)があります(宮里さんも出演)。未見の方はどうぞご覧下さい。

 
 大濱聡■今日(19日)のNHK九州・沖縄ブロックで「本島元市長銃撃事件30年で集会」のニュースを放送していた。本島 等長崎市長(当時)は、市議会で昭和天皇の戦争責任について問われ、「天皇に戦争責任はあると思います」と発言したことで1990年1月18日、右翼団体の幹部に銃撃されて大けがを負った。当時、長崎で勤務していた私は、第一報を受けてすぐに市役所に向かい生中継に当たった。
■「戦争、軍隊生活を経験した者として意に反する回答はしたくなかった。キリスト教信者としても避けて通れなかった。『汝、嘘をつくなかれ』さ」本島は後に当時の心情を語っている(『赦し 長崎市長 本島等伝』)天皇の戦争責任に関わるだけに全国の革新市長も沈黙した中、真っ先に支持を表明したのは読谷村の山内徳信村長だったという(ノーマ・フィールド『天皇の逝く国で』)。
■集会で当時、地元民放局の記者だった関口氏は「日本の言論をめぐる状況は30年前よりも危険だ。国民が抗議していくことなどでものを言える社会にすることが問われている」と訴えた。

  
2020年1月18日~2月24日ジュンク堂那覇店B1F イベント広場「第3回 ジュンク堂新春古書展」(首里城関連書籍大放出)