徐台教 | ソウル在住ジャーナリスト 2020-4-9 韓国NGO「国防費を削減しコロナ支援に」...新型コロナで問われる'人間の安全保障'「私たちに重要なことは、すでに溢れかえる最先端の武器よりも、良い雇用、しっかりとした社会安全網、持続可能な環境といったものだ。しかしこれまで私たちの税金はそういった所に使われず、限定された資源は『国家安保』に優先的に配分されてきた」→これはジャパンにも当てはまる。

1983年8月31日ー『琉球新報』新城栄徳「落ち穂『未病を治す』」

 東洋医学を実践している病院で、調理師を8年やっていたので『素問』とか『傷寒論』という古典はある程度知っているつもりである。『素問』(もとのものを引き出すという意味)のなかに、黄帝が天師(岐伯)に「今時の人は50歳になると、よぼよぼしてくるのは何故か」と。これに対し岐伯は「昔の人で道(宇宙自然の法則)を知っている人は、陰陽(自然環境としての変化)によく対応し術数(次々に連なり、おこってくる変化の順序法則)によく調和するように自分の行動を規制している。ところが今時の人は酒はガブガブ飲むし、生活のリズムも失っている。色欲にかられて自制もなく欲望のままに精根を使いはたしている。健康に生きてゆくためには一定の緊張が必要であり、節度が大切であるのに、こうしたことを知らないまま、その時その時の欲望のままに生活しているために、人生の本当の楽しみ、生きてゆく喜びを求めようとしない。これでは50そこそこで衰えるのは当たり前である」と答える。

 病院の医師らが中心となって山紫水明の土地、名張市赤目に「赤目健康学園」を計画したのが1977年であった。しばらくして私も息子と「山の家」づくりに参加するようになった。東洋医学のなかに「身土不二」(その人の生活する土地でとれる食物を主に食べる)と、「一物全体」(生物である食物を丸ごと全部、不必要なアクぬき、皮むきをしない)という二つの原則があるが、赤目では農作業を通じて実践している。農業を行うことによって食物についての知識と考えを深めることができる。増大する一方の医療費の抑制は一部の連中の主張するように自個負担を増やすという安易なケチな方法は考えるべきではない。予防と軽症のうちに生活・習慣を見直して治療するという古くて新しい方法をとるべきだ。しかも根本的にはこれしかない。

○WHO憲章では、その前文の中で「健康」について、次のように定義しています。
Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity. 健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)



ロートシュー『医療の原理』より引用
1974年4月 丸山博『食品公害とたたかう』有害食品研究会、1981年7月 丸山博 編『資料 小島勝治と「浪華の鏡」』/1975年5月 中川米造『医療的認識の探求-増補改題-』医療図書出版社

1975年 『季刊 創造の世界』№20 立川昭二「病気からみた日本の歴史」、湯川秀樹・市川亀久彌・吉田光邦・中川米造・鯖田豊之・立川昭二「シンポジウム 文明としての病気」

三谷和合
 私が勤めていた病院の三谷和合院長は「漢方の正しい健康保険の適用をすすめる準備会」の丸山博会長、相沢秀一副会長らと親しく一緒に運動していた。丸山会長は桜沢如一を師と仰ぎ衛生学を専攻。相沢副会長は京大で河上肇に学んだ最後の学生で、大阪市大、立命館大、大阪経済法科大の教授を歴任。
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三谷和合の本 1997年5月ー三谷和合『続保険歳時記』木津川厚生会□念仏踊は、夏季、お盆を中心に災厄退散、また亡魂鎮送のため、太鼓、鉦を打ちならしながら、踊躍歓喜する踊りの総称です。念仏を口中に唱えながら踊ることから、この名があります。
平安時代、空也上人が念仏の功徳を庶民に知らせる方便として始められたのが起源といわれています。しかし、踊りの形態に仏教的な雰囲気は全くなく、基本的には在来からあった原始宗教的な行動を示したものといえます。つまり、古くから行われていた村々の祭の行動に、念仏信仰が加わったものです。


1977年11月 此花区四貫島・此花区民ホール「第三回おんど~れ祭り」。新城栄徳は安藤昌益①を演ずる。
 ①安藤昌益の思想は、42歳頃から約15年間を過ごした八戸で誕生したといわれ、主著『自然真営道』101巻93冊も八戸で書かれたことが分かっています。そのきっかけとして考えられるのが、飢饉の頻発です。この地方特有の冷たい東風(やませ)により、当時の八戸では凶作と飢饉が猛威をふるっていました。中でも大豆生産のため焼き畑を繰り返したことで猪の大発生を招き、多くの餓死者を出した通称「猪飢渇」いのししけがじ(「けがじ」=八戸弁で「飢饉」の意味)は、昌益に大きな衝撃を与えたと思われます。
 刊本『自然真営道』「大序」には、「非命にして死せる者のためにこれを記す」、つまり、不幸にして天寿をまっとうできなかった人たちのためにこの書物を書くのだ、と書かれています。食物を生産する農民たちの多くが命を落とし、支配階級である武士たちには大きな被害がないという現実。この社会の矛盾を目の当たりにしたとき、昌益は、町人の身体を診る町医者から、社会全体を診る思想家へと変貌を遂げたのではないでしょうか。八戸で書き上げたとされる主著『自然真営道』には、昌益の思想が体系的に記述され、「大序」巻、24巻「法世物語」、25巻「良演哲論」では、厳しい社会批判が展開されています。
 昌益は、武士が支配する封建社会を「法の世(ほうのよ)」として批判し、貧富の差も支配関係もない平等な社会を「自然の世(しぜんのよ)」と名付け、理想の社会として掲げています。自ら生産労働をせず搾取することを、「不耕貪食(ふこうどんしょく)」と称して批判し、その対極にある、自然の循環の中で自ら正しく農耕を行う生活を「直耕」と名付け、このような労働の中にこそ、人の人たるゆえんがあるという主張をこめました。江戸時代に幕藩体制や身分制度を明確に否定したのは唯一昌益思想のみであり、しかも、江戸から遠く離れた八戸でこの著作が誕生したことに、大きな意義があります。→「安藤昌益資料館」所在地: 〒031-0086 青森県八戸市八日町3 時間: 本日営業 · 11時00分~16時00分
電話: 0178-20-8109

2010年6月 吉田徳寿『安藤昌益 直耕思想いま再び』東奥日報社


 「IN YOU」ー2010年時点で、中国は農薬使用量1位ですが、日本は3位で2位の韓国とそこまで差があるように見えません。それに対して、アメリカ、ドイツ、フランス、イギリスは農薬し使用量の推移はずっと低いままで、日本と比較にならないほど差があることがわかります。


1992年5月8日『日刊スポーツ』黒田清「人口が倍になったら環境は?」


1995年11月『本コミニケート』105号〇ゴミ問題 絶望の中の希望


1998年6月23日『琉球新報』「注目集める『環境ホルモン』」


1999年2月28日『沖縄タイムス』「沖縄ごみ事情<8>有害物質ー投棄で民間地域汚染 沖縄県調査の空白域 基地内」〇沖縄大学の宇井純教授(環境科学)は訴える「消費型ではなく、循環型の社会をつくることが、21世紀に希望をつなぐ」。


2002年1月1日『沖縄タイムス』「ひと目で分かる 世界の環境」


4桁で3か4で始まるコード=化学肥料使用。遺伝子組み換えでこそないものの、生産過程で化学肥料や農薬などを大量に使用していることが考えられます。
 〇石塚左玄、桜澤如一、丸山博、三谷和合らに共通するのは「未病を治す」ということで、現実を把握し予防医学の重要性を説いている。丸山は「現在の社会体制の中において、いわゆる西洋医学が一体どういう生き方をしておるかという事を、私たちは日常知っているわけです。そして医療の形態が、大変お金がかかるようになっております。そして、お金は私たちの不健康、不幸の上におとされているわけです。何故それを防ぐ事の方に使われないのだろうか。病気になってしまうまで、病人たちを作りだす原因を放っておいて、病気になった人たちだけを問題にする医療、ここに問題がある」と1978年2月の民族医学講演会で述べている。
○知人の名護宏英氏(劇作家)、仲宗根幸市氏(民謡・民俗研究家)が相次いで交通事故で亡くなった。□交通事故の死者数は、昭和27年に4,000人台となってから、以降年々増加し、昭和45年には16,765人と過去最多を記録しました。それ以降減少し、昭和51年には1万人を下回りましたが、昭和63年には再び1万人を上回りましたしかし平成8年には9年振りに1万人を下回り、平成14年には過去最多であった昭和45年の死者数の半減を達成しました。その後、平成15年には7,000人台に、平成19年には5,000人台になり、平成21年以降4,000人台となっています。【平成26年中の交通事故死者数の特徴】1日平均の死者数は11.27人で、2時間08分に1人が交通事故で死亡しています。死者数の多い都道府県は、愛知県の204人、神奈川の185人、千葉県及び兵庫県の182人、埼玉県の173人などでした。反対に死者数が最も少ない都道府県は、島根県の26人、徳島県の31人、鳥取県の34人、沖縄県の36人、秋田県の37人などでした。→全日本交通安全協会

2001年12月16日『琉球新報』日曜評論/児童にやさしい社会/斎藤陽子(USセラミック・サプライ・インク社副社長)
 あと二週間で、今年も終わろうとしている。
 二十世紀は人類にとって、目覚ましい進歩の世紀でもあったが、半面、人類は環境ホルモンや車両から排出する二酸化窒素など、数え上げたらきりが無いほどの、多くの汚染物質をこの地球上に排出することと引き換えに、二十世紀の進歩をかち得たともいえる。
 いま世界では「地球にやさしく」などが叫ばれ、地球の汚染防止と、二十世紀に地球上を人類が汚した数々の問題を、二十一世紀は浄化しなければならないという、大きな課題を抱えた、新たな世紀を迎えている。
 さて、日本の社会では、人々の健康に影響のある、過剰な化学肥料使用の反省から、有機農法などが研究されたり、環境ホルモン汚染や、ダイオキシンの問題など、近年敏感に汚染に対処する傾向にあり、それは一連の波のようなうねりで、いろいろと対策が論じられている。
 環境問題に敏感に対処する方向へと、機運の出てきた日本社会であるが、長年アメリカで生活している者として、気になることがある。それは日本の次世代をになう、児童生徒の身辺の環境が、アメリカの児童生徒の環境に比べて、随分と汚染されているように思えてならない。
 大半の日本の人々は「アメリカは自由の国」で、日本より規制が無く、もっと乱れた環境社会のように、誤解している人もいるが、アメリカは自由の国でありながら、未成年者を取り囲むもろもろの条例規制が、細かく厳しく張り巡らされ、児童生徒への環境整備が、十分になされている国でもある。
 例を挙げれば、アメリカでは考えられない、若年層にまで波及している、援助交際とそれに伴う事件など、日本はもうおしまいかと悲壮な気持ちにさえなる。この未成年者への買春行為の、大人に対するアメリカの刑などは、禁固二十五年にも及ぶ厳しい法規制だ。
 また二十一歳未満の者に、酒類やタバコなどを販売した場合には、アメリカでは重い罰金刑と販売営業の停止処分などを実施し、オトリ捜査まで行って、酒、タバコの販売規制は厳しくしている。このタバコ自動販売機とタバコ広告に関しては、先ごろ世界保健機関(WHO)百九十一カ国の加盟国の大半が、自動販売機禁止の態度を示しているという。
 このような国際的現状で、日本の社会では未成年も自由に買える酒、タバコの自動販売機がはんらんしている光景は、何かがおかしいように思える。先ごろ日本を訪れた際も、相変わらず街を歩けば、児童生徒の目に簡単に入るヒワイなテレクラのたて看板広告などが減少するでもなくある。ハリウッド通りでさえ、これらの広告を見かけることはできない。
 また最近では中学生までもが、携帯電話を学校に持ち込み、「出会い系」などへの接続や、無意味な交信に時間を費やしている。こうした現象は、携帯電話がビジネス社会の機器といった感覚の定着しているアメリカだけに、異様に感じる。
 この児童生徒たちの汚染された社会環境に、父母や教育関係者たちもが、当たり前となってしまい、その汚染の深さに、随分とむとんちゃくになっているようにも思えてならない。
 二十一世紀こそは、他の環境汚染対策同様、父母の会や教師の側が、日本の児童生徒の環境が、汚染の危機にさらされていることを、あらためて認識してほしい。そして児童生徒の目線で、その汚染の深さを再認識し、「地球に優しく、そして児童に優しい社会」の、環境の整備に立ち上がることこそ、二十一世紀の大人たちが果たさねばならない、重要な課題のように思われてならない。

 斎藤 陽子 2019-11-7-今日も相変わらずの青空の、南カリフォルニアです.。日常の交通機関が95%ほど自動車に頼っている、ロスアンゼルス の高速道路の混み方は全米でも有名です。 二酸化炭素排出量1位が中国で、2位がアメリカとのこと、ロスアンゼルスの高速道路が駐車場状態のこの混み方をみると二酸化炭素排出量が世界で2位も、さも有りなんと思えます。特に11月に入ると、クリスマス商品の運搬配入などで、片側六車線の右側は25トン級の大型トラックが数珠つなぎで、トラックの壁を作っています。地球温暖化防止の国際枠組み「パリ協定」の目標達成に向けた、二酸化炭素排出量削減が一向に進んでなく、世界に異常気象を起こしているとされる気候変動の加速が懸念されています。昨日のニュースによるとトヨタと中国BYDが電気自動車の開発の合弁会社を作ったとのこと、二酸化炭素排出の無い、電気自動車の世界になることを願っています。
 ロスアンゼルスの高速道路を利用して、いつも感心することはこの片側4車線~6車線幅の高速道路を、アメリカは日本と戦争をする前から作っていたという、当時のアメリカの国力に驚きを感じます。混んでない時には工業地帯に位置する弊社の会社までは、高速を40分ほどで行けますが、混んでいるときは2時間もかかることがあります。ロスアンゼルスでは20年前ほどから、この高速道路の混雑を緩和するために高速道路の左側レーンはカープールレーン(CarPool)と言って、2人以上が乗車していないと使用してはならない相乗り専用レーンがあります。常時パトカーが廻って見ていて、もしこれを違反すると通常341ドル(3万5千円)から場所によっては450ドル(4万6千円)といった、高額な罰金が科せられるとの注意書きが、フリーウェイ沿いのいたる所に表示されています。(写真左の黄色線側がカープールレーンです)
 毎朝6時に起床し7時には会社に夫婦揃って二人で行くのも、このカープールが使用できラッシュ・アワーで混雑している一人乗りレーンを横目に見て快適に出勤できるからです。ちなみに日本の高速道路は至る所に、高速道路使用料金を徴収する関所がありますが、アメリカの高速道路は原則的には料金徴収所も無く無料です。また特に経済の景気動向とフリーウェイの車の量と経済の関係は、不景気になると高速の車も少なめ気味で、景気が良くなると車も多くなるという現象で、互いに影響が深いように思われます。もしこの説が当たっていれば、経済動向に左右される会社経営人には、高速の混雑もブツブツ言ってられない面もあります。縦横に張り巡らされている高速道路も膨大な網の目のように複雑で、ロスアンゼルスの道路網を覚えるのには2年ほどかかることでしょう。貴方がロスアンゼルスの網の目のような高速を、自由に運転できるようになれば、貴方は胸を張ってロスアンゼルスを知っていると言えるでしょう。