07/03: 世相ジャパン
2021年7月『琉球』№83 琉球館〒903-0801 那覇市首里末吉町1-154-102 ☎098-943-6945/FAX098-943-6947 下地ヒロユキ「表紙絵」/しもじけいこ「宮古IN 開発?自然破壊?買収が続くシマ」〇米軍基地はダメだけど自衛隊は災害救助隊だからいい、という意識が支えるし、知事が新入隊員にお祝いのメッセージを送る容認派、市長も容認派だから怖いものナシか。50年という時間は島の人々の意識も変えてしまった。改めて思う。復帰とは何だったのか。/島袋マカト陽子「東京琉球館便り73 あれから1年三か月 日光山輪王寺大猷院」/与那嶺功「沖縄振興ー『明治維新150年』を問う 大東亜・植民政策・ナショナリズム㉒」/上地隆裕「沖縄唯一のプロ楽団『琉球交響楽団』初の本土公演を肝遂ー日本洋樂団の歴史を作ったSUNTORY HALLでの成功㊤」
「くろねこの短語」2021年7月20日 「いじめ」と言うよりは「虐待」「暴行」としか表現しようのない陰湿な行為を事もあろうに自慢話に仕立て上げた過去に改めてスポットが当てられて炎上した小山田圭吾が、五輪開会式の楽曲担当を辞任した。大会エンブレムの盗作、ザハ・ハディドの新国立競技場問題、大会組織委会長だったサメの脳みその女性蔑視発言、開会式ディレクターの渡辺直美に対する侮辱演出案etc・・・東京2020はまさにひょっとこ麻生言うところの「呪われたオリンピック」になっちまいました。
不祥事の連続にコロナが重なって、とうとうワシントン・ポスト紙が「東京五輪は完全な失敗」「国民の熱気は敵意に」と報じる始末だ。そんな状況にこりゃたまらとようやく気づいたのだろう。最高位スポンサーのトヨタがオリンピックに関するTVCMの国内放映を見送ったってね。スポンサー企業にすればオリンピックに便乗するだけで企業イメージが損なわれる危険があるんだから、トヨタだけでなく様子見している他のスポンサー企業からも様々な動きが出てくるかもね。あのトヨタですら東京五輪関連CMを見送るということは、東京五輪に関わるのは企業イメージ低下につながるのが確実ということ。まさに東京五輪は悪夢でしかない。
米紙ワシントン・ポスト(電子版)は17日、今週開幕の東京五輪について「完全な失敗に向かっているように見える」と論評するコラムを掲載。五輪招致の理念だった「おもてなし」の精神は後退し、外国人への警戒に取って代わられたと記しました。そんな中で、コカ・コーラがちょいとヘタ打ったようだ。なんでも、「茨城県鹿嶋市の市立学校が、会場であるカシマスタジアムに持ち込む飲み物について『コカ・コーラ社製の飲料でお願いします』と保護者に通知していたことが判明」しましたとさ。
市には苦情が殺到ってんだが、聖火リレーの街宣車といいコカ・コーラのブランドイメージにかなりのキズがついたことは間違いない。おそらく、広告代理店が教育委員会に入れ知恵したんだろうけど、巨額の資金を投入してこれだもんね。企業にとっても「呪われたオリンピック」ってことか。ざまあありません。こんなことをしたらコカ・コーラ社のブランドイメージに傷がつきます・・・と諫言する人が社内にいないとしたらコカ・コーラ社の未来が不安です。
モノレール美栄橋駅周囲/モノレール旭橋駅
「共同」7-16 東京都の新規感染者は2日連続の千人台となり、15日は1308人に増加した。感染拡大で緊迫が高まる中で、大半の競技会場が「無観客」となる事態。祝祭感も漂わず、開幕に向けた異例のカウントダウンが進む。●「今だけ金だけ自分だけ」のカス総理
ベルリン(CNN)7-16 欧州西部を襲った豪雨の影響で鉄砲水が発生し、ドイツのラインラント・プファルツ州で約1300人が安否不明になっている。大規模な洪水による欧州の死者は少なくとも55人に上り、各地で大規模な捜索救助活動が行われているが、犠牲者の数はさらに増える可能性もある。
「東スポ」 (76年前、初の核実験が行なわれた今日、7月16日)雨が降りしきる中、バッハ会長が公園内に姿を見せた。ゆっくりと慰霊碑に歩み寄り、関係者の説明を受けて献花を行ったが、その最中にデモ隊から「命よりカネのバッハは帰れ!」「オリンピック中止しろ!」の怒号が飛んだ。/「東スポ」7-15 バッハ氏の広島訪問を巡っては、新型コロナ禍が極めて危険な状況にある東京で緊急事態宣言が発出されているにも関わらず、国民に自粛が求められている県境をまたいだ移動となるため非難が集中。訪問に反対する5万人超の署名が広島県内の団体から出された。
「東スポ」7-10 10日午後1時45分、土曜日の閑散とした都内某地に「五輪マフィアを退治する市民有志」が集結。リーダーの男性から「絶対に手は出さない」「節度を持って抗議を」と注意事項が通達され、いざ〝奇襲デモ〟へ。バッハ会長が宿泊する5つ星の一流ホテルに向かって「帰れ!」「広島に行くな!」を声を上げながら行進すると、待ち構えた警察隊と鉢合わせ。デモ隊は「ホテルの前まで行かせてほしい」と要求するが、警察は無言で盾になった。
『西日本新聞』7-9 菅義偉首相が最も避けようとしてきた五輪シナリオで着地せざるを得なかった。8日、決定した「緊急事態宣言下の無観客開催」。開幕の約2週間前まで有観客開催への執念を見せたものの、結果として新型コロナウイルスのリバウンド(感染再拡大)封じ込めに失敗し、万事休す。「コロナに打ち勝った証しの東京大会」を掲げ続けてきた首相は、窮地に立たされた。
7-8 那覇小学校横の小植物園/マエダちひろ街頭演説に遭遇/沖縄県ウオーキング協会事務所ー仲里正雄氏、玉寄貞一郎氏と「シターリ節」/ジュンク堂「松岡正剛「千夜千冊エディション」フェア」パンフ300円、消費税30円 ????
努力と英知で難局を乗り越えていけることを東京から発信したい」ときたもんだ。勝手にしやがれ、ってなもんです。
でもって、女体盛り・西村君が「酒類提供を続ける飲食店と取引を行わないよう酒類販売事業者に要請する意向を明らかにした」ってね。おいおい、これってどんな法的根拠があるんだ。補償もなしにここまでやるっては、それこそ営業の自由の侵害だろう。これほどの私権制限って、もはやこの国は自民党による一党独裁国家ってことなんじゃないのか。そこをダンマリ決め込むメディアも腐ってると言わざるを得ない今日この頃なのだ。
「沖縄タイムス」7-7 公表問題に起因する専門家会議の委員辞任は、中部病院医師の高山義浩医師に続き2人目となった。周辺によると、宮里氏は、高山氏の辞任について「本来は県が責任を持つべきだ」などと話している。専門家会議に1度しか出席しないなど知事の姿勢にも不信感を抱いているという。公表問題について、宮里氏は、インターネットメディアで「病院現場は県政の被害者だ」「(今回の県の対応は)耐えがたいほどの無責任ぶり」などと明かしていた。→中部病院によると、院内で最初に感染が確認されたのは5月24日だった。以降、6月30日までに職員と患者の計51人が感染し、うち17人が死亡。亡くなったのは全員が入院患者という。
大濱聡 7-7 ■Media Literacy――5日に劇画『ゴルゴ13』の単行本201巻が発売され、世界で最も発行巻数の多い漫画のシリーズとして認定されている『こちら葛飾区亀有公園前派出所』のギネス世界記録を更新したことについて、漫画通といわれる麻生財務大臣の記者会見のニュース。■ネット上では、麻生氏の「NHKから聞いた質問で今までで一番レベルが高けぇかなと思って聞いてたんだけど」にいろいろ突っ込みが。「NHKもご機嫌とりに必死だな」「麻生大臣のはNHKいじり、じゃなくて本気でそう思ってるでしょうから」「漫画省を創って大臣にすれば財務大臣やらせるより働くのでは」「頭の中身も漫画的」「財務大臣の記者会見にそぐわない質問はするなっ!って、ついこの前言っていたのに、自分の興味がある質問が出た途端にこの対応」■当のNHKは当然のようにスルーしていたが、フジの「Live News イット!」がその部分を面白おかしく(?)使っていた。所(局)変われば、編集が変われば、の見本のようなものである。■この御仁にとっては、「森友」「赤木ファイル」問題はレベルの低い質問らしい。因みに、『ゴルゴ』を「小説」と言っていたが、劇画を小説として読んでいたのだろうか(「ゴルゴ13を小説と捉えて楽しんでいるところがすげぇ」の突っ込みあり)。
世相ジャパン(67)
6-29 1700年頃の那覇/安里川・崇元寺方面/泊港方面
2021年6月15日~20日 那覇市民ギャラリー「眞栄田義和写真展ー22年の歩み」
2014年7月22日~27日 那覇市民ギャラリー「第50回 写真展 ニッコールクラブ沖縄支部」真栄田義和氏と作品「初夏」
2021年6月15日~20日 那覇市民ギャラリー「小谷武彦写真展ーマチグヮーぶらぶら」
2019年12月10日 那覇市民ギャラリー「写遊沖縄写真展」左が小谷武彦氏、宮城保茂氏(沖縄県立博物館友の会)
2014年7月22日~27日 那覇市民ギャラリー「第50回 写真展 ニッコールクラブ沖縄支部」
仲里効氏、右に沖縄支部長・山田實さんの作品
前原基男氏と作品「なまはげ」
末吉はじめ氏と作品「廃屋」「空にゴーヤー庭に雨靴わたしは独り」
古堅希亜氏と作品「Peace」
翁長盛武氏と作品「アギャー」
山田實支部長を囲んで
会期中、入場者数合計950人であった。今回、ニッコールクラブ本部協力で本部コンテスト70点、会員48点も展示された。
1959年12月4日~6日 ニッコールクラブ主催/沖縄タイムス社後援「第一回二ッコール展」岸本ビル3階ホール
1970年12月 「ニッコールクラブ写真展」後援・沖縄タイムス
2004年9月『ニッコールクラブ会報』194号 江成常夫「第二回 山田實さんの巻」
江成常夫 えなり-つねお
1936- 昭和後期-平成時代の写真家。
昭和11年10月8日生まれ。毎日新聞社勤務をへて,昭和49年フリー。アメリカ,中国などで取材し,52年「ニューヨークの百家族」で日本写真協会新人賞,56年「花嫁のアメリカ」で木村伊兵衛賞,60年「シャオハイの満州」で土門拳賞。平成8年「まぼろしの国・満州」ほかで毎日芸術賞。フォト-ノンフィクションを追求する。九州産業大教授。神奈川県出身。東京経済大卒。(→コトバンク)
2014年7月27日
2021-7-3 インフルエンザのワクチンもやったことがないのに母校(那覇中学校)近くの那覇市津波避難ビルで1回目のワクチン。ユンタンザの娘がメールで行ったか、という。先月メールで「ワクチン接種してくれないと孫が会いに行けません」などというていた。娘は医療関係者なので2回目も終わっている。関西のタルーは数歩あるけるという。
FNN 2021-7-3 総務省消防庁によると、静岡・熱海市伊豆山で3日午前10時半ごろに発生した土石流で流されたのは、およそ80世帯だという〇オリンピック開幕(7月23日金曜日)間近だというのに????
『朝日新聞』4-13 政府が福島第一原発の処理水を海洋放出する方針を正式に決めたことを受け、大阪府の吉村洋文知事は13日、大阪湾での放出についても「政府から正式に要請があれば、真摯(しんし)に検討していきたい」と話した。
『毎日新聞』4-11 在日米軍ヘリが東京都心上空で、日本のヘリであれば違法となる低空飛行を繰り返している問題で、防衛省が米軍ヘリによる可能性があるとして、2017年度以降に東京23区の市民らから受けた騒音など計178件の苦情内容を米側に通知していた。
太田啓子 「これからの男の子たちへ」(大月書店)4-9 海に流していいものじゃないから今までタンクに溜めてきたんでしょうによくこういうことやれますよね……すさまじい量の汚染水が今後いつまで流され続けるかもわからない。環境、次世代の生物への影響も甚大すぎる。絶対止めないと。
「AFP=時事」2021-6-21 最も被害が大きい米国では、これまでに60万1825人が死亡、3354万1997人が感染した。次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は50万1825人、感染者数は1792万7928人。以降はインド(死者38万8135人、感染者2993万5221人)、メキシコ(死者23万1187人、感染者247万7283人)、ペルー(死者19万425人、感染者202万9625人)となっている。人口10万人当たりの死者数が最も多いのはペルーの578人。次いでハンガリー(310人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(294人)、チェコ(283人)、北マケドニア(263人)となっている。死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。
「くろねこの短語」2021年7月4日 流れ落ちてくる土石流に東日本大震災の津波の映像が重なり、改めて自然の恐さに思いをはせる日曜の朝である。自然の恐さとくれば、コロナも同じだろう。ああ、それなのに、カス政権はどこかでコロナを舐めてるんだろうね。無計画でその場しのぎの発想しかないから、すべての対策は穴だらけでザルみたいなものになる。
ザルと言えば、事前合宿中のシンガポール卓球選手団を取材した報道関係者が新型コロナウイルスに感染していたってね。シンガポール選手団にとっても迷惑な話で、今後は「オンラインでも取材を受けない」意向とか。そんなニュースが流れたと思ったら、今度は「羽田空港に到着したセルビアのボート代表チームの選手1人が、検疫の抗原検査で新型コロナウイルスの陽性と判定」されましたとさ。来日選手団からの陽性者はウガンダに続いてのことだけど、これから選手団来日が本格化したらどんなことになっちまうんだろう。
そんな中、オリンピック取材の行動規制について、国際スポーツ記者協会(AIPS)が規制緩和を求めたそうだ。「日本のおもてなしがこんなものとは信じていない。一緒に解決策を見つけたい」とも言ってるんだが、一番の解決策は「ヤリンピック中止」、これしかありませんって。ところで、ペテン師・シンゾーがネトウヨの女王・櫻井よしこ君との対談で、事もあろうに「反日的な人たちがオリンピック開催に反対」って喚いてくれたそうだ。ああ、そうかい。「オリンピック反対は反日」ってんなら、そういうアンタは嘘でオリンピック招致した「犯罪者だ」・・・というわけで、お後がよろしいようで。
・安倍晋三が櫻井よしことの対談で「反日的な人たちがオリンピック開催に反対」と暴言! 4年前の「こんな人たち」発言の再現
斎藤美奈子
竹岡 健治 3月21日 「デジタル化が民主主義のバージョンアップにつながらないならば、政府による個人の監視のみが強化される、テクノロジ-に基づく専制の悪夢につながりかねない」これは、日本学術会議委員を拒否された一人である宇野重規東大教授が「時代を読む」(3月21日、東京新聞)のコラムに「デジタル化の本質」として寄稿した一部である。