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  「くろねこの短語」3-25 ロシアのウクライナ侵略で、すっかり影の薄くなった北朝鮮のカリアゲ君が、「俺を忘れるなよ」とばかりにミサイルを発射しまくっている今日この頃。ロシアはというと、ウクライナに攻め込んではみたものの、当初の思惑はすっかりはずれて、いまやキエフに迫ったロシア軍がウクライナ軍の猛反撃に後退せざるを得ない事態になっているとか。
 現地入りしている数少ない日本人ジャーナリストのひとりである田中龍作氏が、「最大の激戦地イルピンでもウクライナ軍が押し戻していることを、田中は現場で確認している」 「ベラルーシの援軍でもない限り、ロシア軍が通常戦で勝利するのは難しい状況となっているようだ」とブログで報告しているから、おそらくロシア軍後退は事実なのだろう。
 となれば、プーチンが今後どんな手を使ってくるのかが問題になってくる。バイデンの言うように化学兵器による攻撃に踏み切る可能性だって否定はできない。いまこそ、バイデンは「戦争犯罪人」って罵るよりも、プーチンとの停戦交渉に乗り出すべき時期に来ていると思うんだが・・・。それとも、このまま戦争続行させてウクライナを軍事産業の草刈場にするつもりなのだろうか。そうこうしているうちに、業を煮やしたプーチンが核のボタンを押さないことを願うばかりだ。

 「くろねこの短語」3-24  ウクライナ大統領、ゼレンスキーの国会での演説を一言で評するなら、いやあ、お見事、ってなもんです。役者という出自であることはもちろんだが、相当に優秀なスピーチライターが付いてるのに違いない。イギリスではシェイクスピアやチャーチルの言葉を、アメリカではキング牧師の「I have a dream}を引用して、聴衆の琴線に触れる演説を展開したくらいですからね。
 というわけで、共に戦おうとアジられるんじゃないかという懸念はまったく見当違いだったんだね。核リスクやサリン事件に言及し、最後には「新たな安全保障(=反戦連立)」の創設を説き、それには日本のリーダーシップが必要だとくるんだから、お見事としか言いようがありません。それにつけても笑っちまうのが外務大臣の昼下がりのマッサージ野郎・林君だ。なんとまあ、ゼレンスキーの演説中にアクビをかましてくれました。さらに、参議院議長の山東昭子がゼレンスキーへの謝辞として、「閣下が先頭に立ち、また自国の人々が命をも顧みず、祖国のために戦っている姿を拝見して、その勇気に感動しております」だとさ。戦争を止める努力をすべき立場で「戦意高揚」を賛美するとはねえ。ああ、恥ずかしい。

 「くろねこの短語」3-23  昨日の夕方のテレビは、NHKを筆頭に民放各局も「電力需給逼迫警報」で花盛り。いまにも停電するかのように煽る煽る。そのくせ、なぜ電力需給が逼迫したのか、その背景はスルーしちゃって、あたかも「だから原発再稼働しなくちゃね」のプロパガンダの片棒担いでいるかのようなあり様だった。実際は、地震による火力発電所停止と突発的な気温低下で電力需給が増加したことが原因なんだね。同時に、気温低下は前日から指摘されていたことで電力会社の需給見通しの甘さも見逃せない。
 さらに言えば、電力自由化も影を落としているし、電力融通を容易にする送電網システムの整備の遅れも原因のひとつなのだ。福島第一原発事故の時に「発送電分離」が議論されたが、それだっていまは忘れ去られている。つまり、福島第一原発事故から何も学ぶことなく、エネルギー政策がまったく進歩してこなかったってことがこうした事態を招いたと言えなくもない。それなのに、電力不足だけをひたすらアピールして、「電力需給逼迫警報」で危機感を煽るのは、やはり「原発再稼働」のためのプロパガンダってことなのだ。そんな中、国民のタマキンは、さっそく、ツイッターで「原発再稼働」をほのめかす始末だ。
 ロシアによるウクライナの原発攻撃でわかったように、原発の危険性に改めてスポットが当たっているいまだからこそ、その流れを止めるためにも「電力需給逼迫警報」が必要だったってことに決まってます・・・って、妄想してみる3回目のワクチン接種の朝であった。

 「くろねこの短語」3-22 ロシアのウクライナ侵略について、テレビではタレント弁護士だの芸NO人だのがやたらめったら無責任な発言を繰り返している。それをまた、ネット雀がああでもないこうでもないと喚く散らして拡散している。しかも、それがあたかも報道のひとつであるかのように、テレビは無批判に垂れ流すのだから始末にも悪い。そんな中、爆笑問題の太田光と議員崩れの杉村太蔵がやらかしてくれた。すげえなあ、太田。「ロシアにも正義がある」だとさ。さすがカミさんがお子ちゃま・橋↓をマネージメントしているだけのことはある。太蔵も「本当に戦争している国の片方に加担するのが、日本として正しいのか。インドのような中立が必要」だとさ。そりゃあ、戦争だもの。どちらにも言い分はある。だからと言って、勝手によその国に侵略してドンパチやっていいってことにはならない。そのために国際法があるんだよね。こんな連中が連日のようにロシアのウクライナ侵略をネタにして、言いたい放題している日本のテレビって、本当に恐ろしい!!

 「くろねこの短語」3-21 ウクライナは国家総動員令が出ていて、18~60歳の男性が徴兵の対象になっている。言ってみれば、戦時中の日本の総力戦体制の根幹ともなった国家総動員法のようなものなんだね。こうなると、戦闘に参加しないという選択は許されるわけもなく、いまウクライナでは徴兵拒否はまるで犯罪者のような扱いを受けかねない状況なんだとか。
 「非国民」なんて言葉が飛びかったかつての日本を彷彿とさせるんだが、ゼレンスキーが国民に向かって檄を飛ばす姿を見るにつけ、これはこれで問題なんじゃないのだろうか。国会での演説についていろいろ取り沙汰されているけど、国家総動員令で混乱するウクライナの状況を考えると、批判的な声にも一理あると思わざる得ない今日この頃なのだ。
とは言え、ロシアの侵略が許されるわけでもなく、その蛮行はどんどんエスカレートしているようで、どうやらマウリポリの市民が強制的にロシアに連行されているらしい。「世界大戦中のナチス・ドイツによる強制連行のようだ」という声も上がっているようだけど、強制連行された市民は数千人にも上るとか。大虐殺に繋がらないことを祈るばかりだ。

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「くろねこの短語」3-19 コロナどころかロシアのウクライナ侵略で、国内政治が見かけ上は停滞している今日この頃。それでも、夏には参議院選がやってくるというので、立憲が共産、れいわ、社民と候補者一本化に向けた協議を始めることで一致したってね。でもって、気分はもう与党の国民は、この会談に応じなかったそうだ。会談に応じたところで、いまさらどのツラ下げてってなもんだが、どうやら反共・芳野君の連合は「国民も枠の中に含めて行動してほしい」なんてことを抜かしているとか。
 自民党にすり寄って野党共闘をさんざんdisったあげくに、つい最近もひょっとこ麻生と会食したりしてるくせに、よくもまあぬけぬけと口にしやがるものだ。
とは言うものの、どう考えても、いまのままだと参議院選で野党は惨敗する可能性がある。立憲は希望の党崩れの泉君の発信力の脆弱さ、リーダーとしての指導力の欠如について、もっと危機感を持って対処していかないと大変なことになりますよ。

 M・Ù3-19 ✒️ヤマト中央政府は中国やロシアに対して「力による現状変更を許さず!」と公言してきたが、沖縄の辺野古新基地建設や琉球弧への自衛隊基地配備蛮行は、「力による現状変更」ではないのか‼️

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2022年3月『琉球』№87 琉球館〒903-0801 那覇市首里末吉町1-154-102 ☎098-943-6945/FAX098-943-6947  下地ヒロユキ「表紙絵」/豊里友治「有害PFAS 汚染 UPDATE」/照屋夏樹「沖縄・平和・音楽」/島袋マカト陽子「東京琉球館便り77 WAKE UP!琉球」/土岐直彦「対中ミサイル基地化最前線にー琉球弧の自衛隊 復帰50年の『現実』㊤」
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与那嶺功「沖縄振興ー『明治維新150年』を問う 大東亜・植民政策・ナショナリズム㉔」/鈴木次郎「独立不羈の散文家の出発ー太田良博の詩『那覇』と小説『黒ダイヤ』ー」/高良勉「開南ホテルー沖縄72年日本復帰前後の青春群像ー」/上地隆裕「沖縄はロシアのウクライナ侵攻でどう変わるのか?ー答え:本県は『米・露・中』三戦争バカ国トリオの犠牲になるー」

 「くろねこの短語」3-17 寝入りばなの大きな揺れに、思わずベッドから飛び起きちまった。我が家のドラ猫も心細げに「ニャ~」と鳴き出すし、いやあ、久々にビックリしたなあ、もう!なのであった。大規模停電も起きているようで、福島第一原発は大丈夫だろうか。ところで、ウクライナのゼレンスキー大統領が日本の国会での演説を希望しているってね。自民と立憲の国対委員長による会談では、前向きに検討していくって結論になったそうだが、実現したとしたらゼレンスキーはどんな演説をするのだろう。
 イギリスやアメリカの議会では既にオンラインで演説しているんだが、その内容はけっこう過激なんだよね。戦意を鼓舞する内容になるのは戦争中なんだから当たり前と言えば当たり前なんだが、アメリカの演説では真珠湾を引き合いに出してもいるんだね。「1941年の(日本による)真珠湾攻撃を思い出してほしい。(2001年の)米同時多発テロを思い出してほしい。空からの攻撃で街が戦場になった。私たちはロシアによる空からの攻撃で毎日、毎晩、この3週間、同じことを経験している」戦意高揚演説に悪乗りして、またぞろ「敵基地攻撃」だの「核共有」だのを言い募る連中が勢いづくことだってあるかもしれないから、そこらあたりはちょいと気掛かりだったりして。とは言え、希望の党崩れの泉君がつまらないツイートして炎上しているのはいただけない。この男、空気を読む能力が見事なほどに欠けている。こんなんで参議院選は戦えませんよ、ったく。

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 共産党宣言ではないが、怪物(死の商人)がヨーロッパを徘徊している。鄧小平の「白いネコでも黒いネコでもネズミを取ってくるのがいいネコだ」ではないが、死の商人(友敵を問わず、兵器を販売して巨利を得る人物や組織)が徘徊している。アメリカも本気でウクライナを支援というならば、死の商人が喜ぶ兵器の提供ではなくウクライナ難民を自国に招いたらどうか。トランプ氏であれば即壁をつくるが。日本、アメリカではホームレス問題も横たわっている。
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 「Forbes JAPAN」3-17 欧州以外では、カナダのショーン・フレーザー移民相が、カナダに住もうとするウクライナ人に対し最大2年間、ビザ要件のほとんどを免除し、「無制限に」受け入れると述べた。しかし、手続き上の問題で、政府の支援は遅延しており、アフガン難民の受け入れの約束を果たせていないカナダが、ウクライナ難民の無制限受け入れを実現できるかどうかは疑問視されている。
 バイデン政権は、米国がウクライナ難民を支援すると繰り返し述べているが、ウクライナ人に対するビザ要件を免除しておらず、難民たちの選択肢は限られていて負担が大きい。亡命希望者の中には、陸路で米国に渡ろうとメキシコに渡った者もいるが、その多くは、パンデミック対策の規制によりメキシコ経由で米国に入ることを許されていない模様だ。
 国連のデータによると、2月24日以降に人口4400万人のウクライナを離れた人々の数は297万人に達している。難民の大半は、近隣諸国に逃れており、その内訳はポーランド(約180万人)、ルーマニア(約45万人)、モルドバ(約34万人)、ハンガリー(約26万人)、スロバキア(約21万人)とされている。ロシアのウクライナ侵攻は、欧州で第2次世界大戦以降で最悪の難民危機を引き起こしているが、過去の危機とは著しく異なっている。ウクライナ人を両手を広げて受け入れている国の多くは、シリア、イラク、アフガニスタンでの戦争からの難民を受け入れることに断固として反対していた。

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3-16 首里儀保/市民病院前駅/おもろまち

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大濱 聡 3月16日 ■朝から、あるいは一日中、報じられるウクライナの惨状、特に犠牲になっている子どもやお年寄り、国外に逃れる避難民の姿や、民間住宅などが爆撃される映像を見るのが辛く、見るのを避けるようになってきています(本当は、酷い現実から目をそらしてはいけないのかもしれませんが)。■“NO WAR! ロシアはただちに撤退を!ウクライナに平和を!”

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2022-3-15 玉那覇有杜氏(瑞穂酒造営業本部090-6421-9032)、翁長良明さん/牧志公設市場(工事中)/国際通り/パレットくもじ

瑞穂酒造ー住所: 〒903-0801 沖縄県那覇市首里末吉町4丁目5−16 電話:098-885-0121


沖縄県内最大の地下タンクで、「古酒の瑞穂」の伝統を育む。
1848年に創業にした歴史ある酒造所で、琉球王朝時代、泡盛の製造を許された首里三箇(しゅりさんか)の歴史を受け継いでいます。1969年に完成された「天龍蔵」は、酒蔵へ龍が舞い降り、あまりの泡盛の美味しさにすべてを飲み干したという夢を見た先代が名付けました。この蔵には、沖縄県内最大の64万リットルの地下タンクがあり、低温を保ち良質な古酒を貯蔵し、出荷しています。「古酒の瑞穂」と称されるほど、その味には定評があり、こだわりの古酒づくりをおこなっています。 →「おきなわ物語|沖縄観光情報WEBサイト」


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1896年6月ー『風俗画報臨時増刊/沖縄風俗図会』東陽堂
 正殿の建築は、中国の宮廷建築と日本の建築様式を基本にしながら琉球独特の意匠(いしょう)にまとめられている。正面の石階段の両脇に龍の彫刻があるが、これを「大龍柱(だいりゅうちゅう)」と言い、手すりの奥にはもう一対「小龍柱(しょうりゅうちゅう)」がある。その他柱や梁(はり)等にも龍の彫刻が多数施されている。龍は国王の象徴であり、たくさんの龍が首里城には棲んでいる。→首里城公園


瑞泉酒造ー住所: 〒903-0814 沖縄県那覇市首里崎山町1丁目35 電話:098-884-1968

首里城のお膝元で、世紀をわたり泡盛をつくり続ける老舗。
「瑞泉」その名は、首里城の第二の門「瑞泉門」に湧き出るゆたかな泉から命名した。琉球王朝時代、首里の赤田、崎山、鳥堀の三村のみ泡盛つくりを許可されていた。創業1887年、瑞泉は今もその地で伝統の味を継承し、豊富な古酒貯蔵量を誇っている。奇跡的に発見された戦前の黒麹菌を使った「御酒(うさき)」は、沖縄の宝ともいうべき泡盛である
→「おきなわ物語|沖縄観光情報WEBサイト」


(有)金武酒造「龍」


1962年12月 愛楽園・梯梧琉歌会『竜の都』






2016年2月3日 末吉宮