5月1日

小渡幸信氏と山田さん

戸澤裕司氏、山田勉氏、小渡幸信氏

5月23日
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写真前右から山田實さん、西牟田靖氏 後右から山田勉氏、新城栄徳
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写真左から國吉まこも氏、西牟田靖氏、山田實さん
西牟田氏が持参した写真資料に関連して
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○西牟田 靖(にしむた やすし、1970年3月5日 - )は、日本のライター、ノンフィクション作家。人物 大阪府東大阪市生まれ。1993年に神戸学院大学法学部卒業後、会社員などを経て1995年、ライターとしての活動を開始。貧乏旅行ライター/サブカル突撃ライターとし...(出典:fepedia)〇2006年2月『写真で読む 僕の見た「大日本帝国」』情報センター出版局

第29回写真の町東川賞 飛彈野数右衛門賞 
山田實 Minoru Yamada 沖縄県那覇市在住
1918年生まれ、那覇市出身。41年明治大学専門部商科卒業。大学新聞編集委員を務め、同年には同大学新聞高等研究科(二部)卒業。日産土木株式会社入社後、満州に赴任。現地で召集され、関東軍に入隊。北満州でソ連軍と交戦中に終戦、シベリアに抑留される。47年に舞鶴に復員し、日産土木に復職後、52年に沖縄へ帰還。那覇市内に山田写真機店を開業。二科会沖縄支部結成メンバー(58年)となるほか、沖縄ニッコールクラブを設立(59年)、沖展への会員参加(62年)、沖縄写真連盟設立メンバー(66年)になるなど、戦後の沖縄写真界の草分け的存在となる。土門拳のリアリズム運動や、62年に沖縄での取材に同行した濱谷浩から強い影響を受ける一方で、基地や闘争の写真からは距離をおき、子どもや庶民の日常生活を、抑制のきいた距離感と深い共感によって、丁寧に撮りおさめる。また、72年の本土復帰までは、岩宮武二、濱谷浩、林忠彦、木村伊兵衛、東松照明他、本土の多数の写真家の身元引受人となるほか、東松が主となり沖縄で開催された「ワークショップ写真学校」の窓口も引き受けるなど、本土と沖縄をつなぐネットワーカーとしての非常に重要な役割を担った。
 77年に沖縄タイムス芸術選大賞、2000年に沖縄県文化功労賞受賞。2012年には沖縄県立博物館・美術館にて「山田實展 人と時の往来」展が開催されるほか、『山田實写真集 故郷は戦場だった』(未来社、2012年)も出版された。
作家(山田實)の言葉
「北と南の出会い」
北海道は私にとって未知の世界です。学生時代の友人に具知安出身の小林君が居たこと。東北観光旅行の際、函館空港に降り船で青森に渡ったこと。私が写真を撮り始めた頃、北海道の沖縄開拓団を取材した写真が雑誌に発表され、撮影者は掛川源一郎氏でした。ニッコールクラブ札幌支部長の橋本博氏とは東京で三度程お会いしました。 十数年前、写真甲子園で地元高校生が準優勝の記事に注目、その後、真和志高校写真部の活躍が新聞に大きく報道される様になり北海道との距離がずいぶん近くなりました。米軍統治時代、沖縄取材の木村伊兵衛、林忠彦、東松照明各先生方の身元引受人は私でした。濱谷浩先生他、各先生方の案内役を務めながら私の写真勉強が続きました。当時、本土では基地闘争やデモ隊の写真ばかりを報道、沖縄の実情を撮るため農漁村を訪ね、山野を駆け廻りました。写真を撮り作品を発表することが私の長寿の元だと思います。



○2013年5月31日~6月6日 富士フイルムフォトサロン/東京」(東京ミッドタウン港区赤坂9-7-3)「2013{日本写真協会賞受賞作品展}」功労賞・山田實作品出品

○2012年9月 山田實『写真集 故郷は戦場だった』未来社