辺野古新基地NO

[うちなーそーがち旧暦年賀状]を差し上げます。

来る2月19日は、旧暦の正月元旦 春節です。中国、韓国、台湾、ベトナムなどでは、春節を祝いますが沖縄でも旧暦で正月を祝います。沖縄ではその昔、新暦正月を、新正、大和正月などと呼んで来ましたが戦後の新生活運動の結果、今では新暦正月が定着しています。それでも、沖縄南部の糸満市などでは、今なお旧暦正月がほとんどで、

こんな門松の話題もあります。また、宮古、八重山、本島北部では、旧暦1月16日には、じゅーろくにちー(十六日)、ぐそうのそーがち(あの世の正月) ともいいますがお墓の前で親族がそろってご先祖とともに正月を祝います。宮古・八重山に帰れない方は、那覇の三重城などで、島のお墓に、おとうし{遥拝)をします。那覇や首里ではじゅーろくにちーはやらず、4月から5月にかけて清明祭をやります。

沖縄では、旧暦による行事が多く、沖縄のカレンダーは旧暦がないと役に立ちません。また旧暦本の「琉球暦」が隠れたベストセラーであることは意外と知られていません。お正月が2回もあるというのは子どもたちには嬉しいことですよ。

賀状の「 楽歳之豊 悦民之和 」 は 「安国山樹華木記碑 」の語句の引用です。尚巴志が三山統一を成し遂げ、首里を首都として整備した時の歓びと琉球王国成立の一時期の平和を楽しんだ碑文。琉球・沖縄の歴史上、初出の「平和」の「和」です.島ぐるみ会議、うちなーうまんちゅの会など辺野古新基地建設反対など沖縄基地問題解決のため県民が保革をとわず統一した今の沖縄に重なります。

また、賀状の漢詩は 「聯句」 というもの。その昔は、久米村、首里、八重山で、新年やお祝いのとき内門、床の間、仏壇に掲げて歓びや祝意を表したものです。今の人は忘れてしまっていますが、中国、台湾、韓国ではなお一般的ですが、日本ではお寺や書道に用います。含意をお汲み取りいただければ幸いです。