第59回 二科会沖縄支部展を迎えて
 二科会沖縄支部は、1956年(昭和34年)に沖縄タイムスホールにて第一回支部展を開催し、今日59回展を迎えております。故人となられた大城皓也先生によって二科会沖縄支部が結成されました。沖展が第69年回展を今春迎え、10年後に二科会沖縄支部が創設されたことになります。
 二科会は今年102回展を迎えます。現在、絵画・彫刻・デザイン・写真の4部門で二科会美術展覧会
を新国立美術館(東京・六本木)で開催しております。二科会沖縄支部では、現在、絵画・彫刻・写真の3部門での支部展を継続しております。
 支部活動の基盤として、自由と創造の精神で、個性豊かに、各自の理念をつらぬきつつ、精進してまいりますので、今後ともよろしくお願致します。
山田實先生について
 5月27日午後1時55分に永眠なされました(享年100歳)。ご冥福をお祈ります申し上げます。山田先生は二科会沖縄支部結成時から写真を出品なされ、写真部に多大な影響を与えました。温厚なお人柄と情熱的な創作活動は、多くの写真家に刺激をもたらしましたし、人との交流はジャンルを問わず、その真摯な生き方は大きな影響を周りの人に与えています。
 戦前戦後ご苦労もなされ、過酷なシベリア抑留には言葉にできないものがあったと思います。ご高齢になられても支部展に出品なされ、近年はご自宅2階から撮影なさったアングルの写真があり、今回の支部展にも出品なされるのではという期待がありました。山田先生の遺志を引き継ぎ、支部活動に生かしたいと思います。心からご冥福ををお祈り致します。   二科会沖縄支部 一同 

     

     
仲程利枝子さん、作品「蓮池図」/西村貞雄氏、作品「ひかりの中に(尾花)」「尾花の諧調」

   
写真-西村氏の彫刻「礁と尾花の律動」を前に左が西村貞雄氏、國吉保武氏/上原隆昭氏と作品「2017の作品Ⅰ」

   
写真左が西村貞雄氏、橋本弘徳氏/橋本弘徳 水彩画展

2017年6月11日 那覇市民ギャラりー「第59回 二科会沖縄支部展 絵画・彫刻・写真」
 
伊川はるよし氏 作品「わたしとやぎ」「赤瓦の屋根の上で」「港の朝ぼらけ」/小橋川肇氏 作品「錯綜する網目 上原隆昭氏の彫刻から」

 
 
 
  
浦添健氏/宮城護氏、浦添健氏(右)

1989年 『二科会沖縄支部30年記念展』







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2016年1月24日 那覇市民ギャラリー「キャノン写遊沖縄写真展」


写真ー松本晴文氏と作品

写真左から大宜見朝秀氏、小谷武彦氏

写真左から大宜見朝秀氏、小谷武彦氏、山田實さん、松本晴文氏、西村貞雄氏①
①西村貞雄氏は龍柱竣工お披露目式参加を終えての見学。龍柱について「天に昇り、ニライカナイに向かう意味合いを持つ特別なもので、琉球独自のもの」と説明。


1989年7月 『二科会写真部沖縄支部』発行人・山田實〇林忠彦「沖縄二科会30年写真集序文」/秋山庄太郎「記念作品集の刊行を祝う」/山田實「沖縄二科会写真部30周年を迎えて」/宮城護「二科会写真部沖縄支部のあゆみ」/編集委員ー伊集盛彦 屋良勝彦 小谷武彦 津野力男「編集後記」

□1958年12月16日 二科会会員の井上賢三①氏を迎えて壺屋「幸楽」にて二科会沖縄支部 発会式
絵画会員ー大城皓也(支部責任者)、大城精徳、山里昌弘、塩田春雄、大城栄誠、金城俊、榎本正治、友利寛、下地寛清、水田虎雄、安仁屋政栄、松川剛、浦添健、具志堅誓雄
写真会員ー水島源晃、山田實、親泊康哲、名渡山愛誠、島耕爾、備瀬和夫、豊島貞夫、永井博明、八幡政光、当真嗣祥、鹿島義雄
①井上 賢三-1910年 京都市に生まれる。/1950年 二科会会員に推挙され審査員となる。/1960年 一ヶ年欧州遊学、巴里サロンドコンパレーゾン展、メキシコ市展、巴里サロントードンス展、コペンハーゲン市展、東京、札幌市、沖縄市等各地にて個展。/1943年(昭和18年)-終戦迄北支、モンゴル、中支と転戦、終戦20年秋除隊。1975年歿。

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1966年2月16日、山田写真機店2階で山田實撮影。東郷青児を前に後右から宮平敏子、吉井淳二、平良進、大城皓也

    
1973年6月『新沖縄文学』第4号 表紙絵・浦添健/浦添健氏