1986年3月 八木福次郎『古本屋の手帖』東京堂出版〇古本屋という商売/古本屋とのつきあい/古書販売目録/古書即売展/古本屋巡りのガイドブック/容易になった複製出版/肉筆物の人気ー真物・偽物
ー/署名・書入れ本/カバー1枚が何万円/蔵書印と蔵書表/戦後書票集書目を作成して/原稿用紙と自筆原稿/蔵書の行くえ/明治本の夜明け/明治の個人全集/古書街と学生/図書館に思う/小説のなかの古本屋/百万塔/『自由詞林』の謎/奇蹟の出現『楚囚之詩』/複製と復刻/『鳳雛』を追って/新体詩集でなかった『魂迷月中刃』/幻の本『社会主義詩集』/埋もれていた『社会主義の詩』/北原白秋『邪宗門』の扉/青磁社版『古代感愛集』/明治本あれこれ/処女出版本のなかから/この人にこの本/ホクロにまつわる二つの話/豆本の話/こつう豆本七十一冊/明治大正の小型本/近代文学にちなんだ菓子/木村毅先生の思い出/少雨荘・斎藤昌三翁/柴田宵曲さん/森銑三先生/高橋邦太郎さんのこと/水曜荘・酒井徳男君/本のなかで五十年

 
『日本古書通信』1999年6月号「英訳 一握の砂」2007年10月 八木福次郎『古本蘊蓄』平凡社〇目録の誤記・誤植ー古書目録だけではないが、大田と太田の間違いはよくあることだ。点のない大田は大田南畝、大田垣連月、大田洋子、大田黒元雄などで、点のあるのは太田玉茗、太田水穂、太田黒克彦、太田三郎らである。芥川龍之介は助と書かれることを嫌がったそうだが、『點心』(金星堂・大正11年)の初版本の表紙、背文字、扉には龍之助となっていた。再版からは介に改めている。→新城栄徳〇沖縄の新聞人・大田朝敷も大正の末からは太田朝敷と記している。


坂西志保の先駆的仕事によって石川啄木の作品が初めて英訳されたのは1934年であった。

1947年12月 坂西志保『詩集 一握の砂』読書展望社

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1972年4月 へレーン・ハンフ/江藤淳『チャリング・クロス街84番地』日本リーダーズダイジェスト社/2013年12月 へレーン・ハンフ/恒松郁生『続・チャリング・クロス街84番地ー憧れのロンドンを巡る旅ー』雄山閣◇ロンドンの古書店に勤める男性と、ニューヨーク在住の女性脚本家。大戦後間もない一九四九年から、本の購入を介して二十年にわたり交わされた手紙には、書物へのつきぬ愛着と、率直な友情が綴られていた。発表されるや世界中の読書家を魅了した、心あたたまる書簡集。著者略歴 編著:ヘレーン・ハンフ 一九一六年、アメリカ、フィラデルフィア生まれ。テレビドラマのためのシナリオ執筆に勤しんだ後、雑誌や書籍で活躍。本作発表後一躍注目を集め、その名を高めた。一九九七年、死去。



高齢者はIT社会で何一つ変わる必要はありません。ITのほうこそ、人間に近くなるように調整されるべきなのですから。




豆本/ミニチュア



刀剣・諸道具・御輿・山車・和船・かつらといった様々な古き良き日本伝統の品物を全国各地の職人を尋ね歩いて製作依頼し、また蒐集したミニチュアコレクション。工芸品とも呼べる品々から、選りすぐった逸品ばかりを紹介!江戸の風物や諸職人の心意気を情緒溢れる文章で紹介する今清水氏の随想は、ミニチュア世界の奥行きを広げ日本の在りし日の姿を髣髴とさせる。