『大好き沖縄』の出口冨美子さんが「琉球新報」の6月3日付けコラム「落ち穂」で私の短歌を紹介してくれました。出口さん ありがとうございます。コラムは別添のとおりです

和魂(にぎたま)と 鎮(しず)まりおれず 出(い)でゆきて 叱りとばさむ この国の様(ざま),この歌は、「大好き沖縄」第52号のエッセイ「復帰40年・平和の一首」の10句ほどの中の一句。出口さんは「作者はわからないが」と書いていますが、j実は、これらの短歌はすべて私の作品でした。出口さんも編集部も、他の人の作品を私がまとめ紹介したものと思い込んだようです。

私の作品とは知らないで評価してくださったわけでそれだけに客観的にいい短歌だということでしょうね。(笑い),もっとも短歌というよりスローガンとしていいのかも。それでも歌人の喜納勝代さんの短歌と並べて紹介してくれたわけで、私には大変光栄かつありがたいことです。

また、この歌を、Tシャツにして、国会前を歩きたいとの意見もあるようです.大変うれしいことです。「大好き沖縄」の皆さん!、図に乗っての?お願いですが、著作権料などとは言いませんので、「泰」の一字だけ入れてもらえば大変ありがたい(笑い),
私も買いますので、是非!是非!,実現したら、皆さまもどうぞよろしくお願いします。

※昭和19年生まれの私の名前は、「身を鴻毛の軽きに置き、国を泰山の安きに置かむ」からきていますので、マッチするでは?。沖縄戦当時ゼロ歳だった私の沖縄戦体験記は去年、真和志中学校同期生たちで刊行した『赤ん坊たちの記憶』にあります。

※また、、ご参考に、この歌は、魂魄の塔の次の歌の本歌取り。和魂となりて 鎮もる奥津城の 御床の上を渡る潮風(翁長助静),
魂魄の塔は、沖縄戦後、捕虜収容所の真和志村民によって建立された沖縄戦慰霊の塔の第一号。南部に散乱していた3万5千余柱の犠牲者の遺骨を軍民を問わずに収集し納めた沖縄戦最大の骨塚。沖縄戦跡国定公園には、全国各都道府県の慰霊の塔があるが、「沖縄県の塔」というものはない。魂魄の塔が事実上沖縄の塔となっているからで、6月23日の慰霊の日には、沖縄の人びとはこの塔に必ず参拝する。