末吉發 略歴 1928年ー伊是名村生まれ 沖展写真部会員 俳句会天籟通信同人
 総理来て椅子きしませて帰る夏 総理一行の約1時間の摩文仁滞在にかかる費用は3千万円という。毎年同じようなセリフを読み上げるのに巨額の費用をかけてやってくる。歴代の総理はアメリカへ顔を向けるばかりで沖縄へは基地の負担を強いて来た。慰霊祭の会場には総理の弔辞が虚ろに響く。

 蝉や弔辞は一行あれば足る 六月二十三日、毎年沖縄慰霊の日には総理をはじめ多くの方々が祭壇の前で弔辞を読み上げる。多くの人を戦場へ送り、死ねばやって来て慰霊の辞を滔々と述べる。マッチポンプの感じがしないでもない。決まりきった虚しい言葉の羅列より「辺野古に基地は造りません」とひとこと言えばそれがなによりの慰霊の言葉になるのだが。

2016年1月14日『沖縄タイムス』「俳句と写真で反戦記ー元鉄血勤皇隊 忘れぬ思い 末吉發さん(87)」
2016年1月27日『沖縄タイムス』大城立裕「書評/末吉發 著『俳句と写真集 どこにも仏桑華』」
2016年1月31日『琉球新報』「亡き友悼み戦跡写真集 元鉄血勤皇隊 南城の末吉發さん 俳句も添える」

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2012年3月―第64回沖展出品 末吉發「日々是好日」(山田實さん)


2012年7月3日~8日 那覇市民ギャラリー「末吉發 俳句と写真展」

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2012年8月 末吉發『俳句と写真展』「あとがきー去る7月3日より7月8日の間、那覇市民ギャラリーで発表致しました「末吉發 俳句と写真展」を一冊にまとめました。」期間中、本にしてみたらというご意見など頂きましたが本にするには作品の内容、数が充分でないと思い手作りのの冊子にしました。句の解説も加えましたがご鑑賞の一助になれば大変有難いと思います。なお、ギャラリーにおける展示会から小冊子を作るに至るまで写友の前原基男さん、山田勉さんには大変お世話になりました。心からお礼申し上げます。


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又吉通りの仏桑華

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与儀公園の仏桑華

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おもろまちの仏桑華



おもろまちの黄金森公園の仏桑華