玉城朋彦の本
玉城朝彦『沖縄放送研究序説ーテレビ報道の現場から』出版舎Mugen
本書の第1章の沖縄放送断面史に「平和通りの奥でなるみ堂という骨董店をオープンした翁長良明さんは県内屈指のコレクターだ。テレビの『なんでも鑑定団』にも登場したから、すでにご存知の方も多いことだろうが、彼の収集の中心の陶器や書画と並んで、大きなジャンルは県内の『紙』である。たとえば1955年発行の『RBC社報』や新聞、辞令書、『入社試験問題』等の普段は見捨てられてしまうような『紙』も集めている。私もRBC在職中に社報編集委員をしていたが、昭和三十年の社内報など保管されてもいなかった。社内報が社外にあるのも面白い。でもこのような個人の収集に頼らざるを得ないのが、沖縄の放送史と放送資料の現状の一端なのだ」とある。」

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玉城朝彦の著書

□なるみ堂・〒900-0013那覇市牧志3-2-40 電話098-987-5530
最近、翁長良明コレクションの絵葉書をパネル(横40cm縦28cm)にして千円で販売。戦前の沖縄風景、電車が走る那覇市場通り、崇元寺や宮古の博愛記念60周年の絵葉書、豚(アグー)、琉球美人などの絵葉書がある。戦前のこの風景をパネルにしてほしいとリクエストするとそれがパネルになる可能性も十分ある。

玉城朝彦『沖縄放送研究序説ーテレビ報道の現場から』出版舎Mugenー佐野眞一氏の誰にも書かれたくなかった沖縄戦後史を見て思うのが本書の「沖縄の薔薇族ー心やさしきホモの世界を訪ねて」である。これは『青い海』№122(1983年5月号)に平良弘のペンネームで書かれたもの。ついでに『青い海』同号の特集<ここまできたおきなわの性風俗>で、ピンクサロンや大人のおもちゃ、ポルノショップ、ストリップ劇場などがカラー写真で紹介されている。また「社会時評」を書いている伊江秀雅は琉球新報記者のペンネームである□→「月刊薔薇族HP」/薔薇族は、日本初の男性同性愛者向け雑誌(ゲイ雑誌)『薔薇族』から来ている。伊藤文學率いる第二書房より1971年7月に創刊された。(孫<ひより>を抱っこしながら記す)


自宅の玉城朋彦氏


2013年2月5日ー玉城朋彦氏

2016年2月26日『沖縄タイムス』嘉数啓「玉城朋彦君を悼むーキレある名キャスター」

2013年7月26日 ジュンク堂那覇店「今、元気な沖縄の古本屋さんたち」



写真・左が玉城朋彦氏、宮里千里氏

2013-7、栄町マチグヮーをのぞく。入口にガラス製の小さな看板(?)があるのが「宮里小書店」だ。市場の古本屋ウララ (〒900-0013 那覇市牧志3-3-1 ℡090-1794-4799営業11時~19時 )より小さい。
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