2020年4月 金子豊・編『岸本英夫事典および書誌ーその生涯と素顔をふり返るー』


2013年11月 金子豊・編『松山王子 尚順 全文集』榕樹書林


2013年12月11日『沖縄タイムス』


2015年6月 金子 豊 編『岸本英夫図書館関係著作集ー大学図書館のあるべき姿を求めてー』/写真・岸本英夫

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金子豊氏の著作

金子豊氏から近著がおくられてきた。金子氏は琉球大学図書館の事務長や武庫川女子大学の図書館長を歴任された方で、私との出会いは,金子氏が尚順資料を求める中、古巣(琉大)の知人たちから私を紹介されたようである。2009年5月にその成果である『尚順拾遺集』がおくられた。金子氏から最初におくられた著書は『大学図書館の近代化をめざして・その行方ー元東京大学附属図書館長・岸本英夫図書館関係論集・記録ノート』である。本書によれば岸本英夫(1903年6月~1964年1月)は宗教学・社会学者の岸本武太の子として兵庫県明石で誕生している。東京帝国大学を経て1930年にハーバード大学大学院入学。1947年に東京帝国大学文学部教授、1960年に東京大学附属図書館長就任となっている。

今回の『田辺広先生全著作目録ー卒寿記念』の田辺広も1952年に東京大学附属図書館に就職し、整理課長を経て千葉大学や一橋大学、富士大学の図書館や教授をつとめている。『二人の東京大学附属図書館長を顧みる』は、東京大学附属図書館長の岸本英夫、伊藤四十二の図書館関係論文などの業績を紹介。


2018年1月 金子豊編『「新・死を見つめる心」の世界ー岸本英夫の癌闘病著作を読むー』

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□金子豊 〒261-0004千葉市美浜区高洲4-12-4-801




2013年11月 金子豊・編『松山王子 尚順 全文集』榕樹書林
 1935年12月『琉球新報』ー「尚順男爵は貴族院時代、西園寺公望公の書を得たいと切望し公の甥高千穂男爵を介して公に申し出たが容易に望みを達しなかった。丁度其の頃大正4年、公が須磨に隠れて居られたことがあった。公は儒者の書が好きで京都の鳩居堂主人、熊谷氏が公の処に出入りしていたが、尚順男爵はこの鳩居堂と懇意であったので、或る時、尚順男爵は詩を鳩居堂に託し折があったら公へ御覧に入れるよう依頼しておいた。公は此の詩を御覧になりそれ程熱心かと云われて小幅を書いてくださった」。尚順と西園寺公との縁はこれで終わらない。尚順の次男尚誠の長女悦子(白光真宏会第二代会長、ワールドピースプレヤーソサエティ代表、公益財団法人五井平和財団会長)は1974年(昭和49年)10月18日、西園寺不二男次男の西園寺裕夫との結婚に伴い、西園寺昌美となる。


2013年9月13日『琉球新報』仲村顕「眠れる先人たちー尚順」