琉球新報に連載されている仲村顕の「眠れる先人たちー墓所にたずねる琉球・沖縄史」が友人たちに好評だ。仲村は2007年発行の新城俊昭『琉球・沖縄 歴史人物伝ー付録 歴史人物事典』の資料収集・執筆も担当していたからその蓄積の延長であろう。最近の真喜志康篤では仲宗根幸市にもふれ追悼、尚景では野鳥の方言名で「しまくとぅばの日」に関連させる臨機応変の執筆は他者の追従を許さないものだ。


左が仲村顕氏,歌人の渡英子さん
□歌人の渡英子さんは、歌人の屋部公さんの紹介で会い山城正忠について会話した。その際『冬柏』をお貸しした。それだけのことで詩集『レキオ 琉球』、『夜の桃』、評論集『詩歌の琉球』を贈って下さる。渡さんは評論の中で「同じ母語から分岐したとはいえ大きく隔ってしまった沖縄口と大和口であるが表記の上では同じ文字を用いたという意義は大きい」とする。

2011年1月ー沖縄県立博物館・美術館×那覇市立壺屋博物館図録『琉球陶器の来た道』
2月5日、図録の著者の一人である仲村顕氏から同図録をいただいた。仲村氏は「琉球窯業史文化年表」を担当。また輝広志氏と共同で「琉球陶瓦工家譜」(資料編)も担当した。輝氏からは氏の著『久米明倫堂沿革概要ー沖縄最初の学校ー』(2010年11月・社団法人久米崇聖会)をいただいた。


琉球絵画展ー琉球王朝から近代までの絵画
2009年7月18日から上記の展覧会が沖縄県立博物館・美術館で始まる。今、図録作成に金城美奈子さんを中心に仲里なぎささん、仲村顕氏が編集作業のピッチを上げている。仲里さんは兵庫の西宮市にある大手前女子大学史学科で考古学を専攻。2000年から今帰仁城の発掘作業に携わる。2005年には京都西本願寺で僧侶資格を習得。2007年には海洋博公園の海洋文化館に勤務。2008年に沖縄文化の杜に入社し現在に至っている。仲村氏は新進気鋭の琉球史研究家でネット検索にもよく登場しているので割愛する。



仲村顕編・島袋百恵イラスト『はじめての象棋(チュンジー)-沖縄の伝統将棋』編集工房 東洋企画
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わかりやすい「象棋」<チュンジー>の入門書・解説書
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八木明徳翁を囲んで。翁の後右・新城栄徳

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同好の士とチュンジーに興ずる八木明徳翁(右ー久米同進会館)

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1994年2月ー粟国フェリーでブーサーに興ずる旧正帰省客




2013年2月16日 さいおんスクエアCARGOESで「蔡温~その略歴・人物像」について講演する仲村顕氏